治しやすいところから治す--発達障害への提言

花風社・浅見淳子のブログ
発達障害の人たちが
少しでもラクになる方法を考える場です。

猿烏賊は「みんなちがって、みんないい」が嫌い

2014-09-23 12:18:04 | 日記






今日も猿烏賊スクショから。

「謝ったら死ぬ病」と同じように
名前を出さないで誰かを一生懸命けなしているようですね。

たぶんこっちのお友だちのこのツイートに反応したのではないかな。
大嫌いな私だけではなく
お友だちも必死にオチしているんですね。

いいじゃん。人の感じ方はそれぞれなんだから。
自分が嫌いな誰かを好きな人がいても、それにイライラするなんて本当に無駄だよ。
そんなことにいちいち目くじら立てていたら、社会はつらい場所に思えるだろうね。思い通りになるわけないんだし。
自分の嫌いな人をよく評価している人を見てイライラするのは、地球が丸いことに文句言うようなもんだ。

自分の認識では「配慮のない態度」と思える私の態度を別の誰かが「竹を割ったような性格」と受け取ったって、それはありうることでしょうよ。
それに実際に面識があるのはお友だちの方ですよ。この猿烏賊は会ったこともない私を遠くから必死に想像でけなしているだけ。
猿烏賊の特徴はね、エビデンスガーと言いながら非科学的なことです。
一切実験しない。なぜなら、「努力のケチんぼ」だから。

それでも私は「会ったらわかってもらえる」とか「仲良くなれる」なんて甘ったるいことは言わないですよ。
直に会っても合わない人は合わないし。
人間だもの。
吉川徹医師なんて、一度も会ったことないまま嫌ってるけど、会っても嫌いになる自信あるよ、私。

たとえばこういうこと。

私は神田橋先生も愛甲さんも人間的にも大好きだし臨床家としても尊敬している。
杉山先生は嫌い。個人的に迷惑こうむったし。お二方には最初からそう言ってある。
でも杉山先生は臨床家として尊敬しているし(何しろ患者さんを治されるそうなので・時々お勉強に行く愛甲さん談)、ご本は全集まで買ってしまいますよ。非専門家分野では読書的には有数の愛読者の部類だと思います。
そして私の大好きな神田橋先生や愛甲さんが、私の嫌いな杉山先生と臨床家として相互リスペクトをもっているのは素晴らしいことだなあと喜んでいます。だってこのお三方が情報交換をするのは自閉っ子の未来のためには素晴らしいことだと思うでしょ、皆さんだって。

先日も神田橋先生は偶然テレビをつけて東田君の番組をごらんになったそうで
「やはり杉山先生とボクは考えが同じ」とおっしゃっていたのですが
私は「ていうか杉山先生が神田橋先生をパクっているのではないですか?」と言いそうになったのを急いで引っ込めて(やればできる!)
「杉山先生も神田橋先生の影響を受けていらっしゃるのでしょう」ときれいな言葉を使いました(言ってることはほぼ同じか)。

自分と他人は人の評価が違って当たり前じゃん。
立場だって違うんだしさ。

だからこういう風に、見知らぬ人が自分の嫌いな誰かを好意に評価しているだけで「やめて」とか言う心の狭さと自他の区別のつかなさは理解できないんだよね。
私は「杉山先生を嫌いになってはいけない」なんて、お二方に言われたことないよ。それが自他の区別でしょ。
これがまた、猿烏賊の猿烏賊たるゆえんで。
きっとこの人は「みんなちがって、みんないい」とは思っていないんだろうなあ。

特性の強い子の親としては、不幸かもね。

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「ドヤ顔の会」お申し込みの方には全員にメールを送りました。届いていない方はご一報ください。
定員はすでに14名越えましたが、本日いっぱい受け付けて、札止めといたします。
告知後二日で埋まってしまうのは、いくら何でも早すぎて申し訳ないので
今日までお申し込みの方については、なんとか机の配置を考えて場所を作ります!
もりしーさんも色々考えているようですね。
私のイメージは「花相撲で関取に挑戦するわんぱく力士」みたいな感じです。

よろしくお願いいたします。