治しやすいところから治す--発達障害への提言

花風社・浅見淳子のブログ
発達障害の人たちが
少しでもラクになる方法を考える場です。

13日の金曜日

2010-08-14 06:16:17 | 日記

8月13日の金曜日。
世間はお休みである。都会は人がいなくなった。倉庫もしまっている。
私は朝ゆっくりと出かけた。

まずは銀行へ。
知的障害者のサッカーW杯派遣費用を寄付。
よりによって南アフリカ。お金がかかる。
なんとか派遣は可能になったものの、あと1500万円ないと赤字になるそうなので
私はせめて1000分の1をと思い、15000円送金した。

寄付をしたい方、下記に詳細があります。

http://www.plus-blog.sportsnavi.com/nhfs/article/25

活躍を期待したい。
ていうかブブゼラはどうなるのかな。

それからお盆でいつになくすいた電車に乗って九段下へ。
靖國神社に参拝。
神保町や九段界隈は出版人のはしくれとして歩きなれた場所ではあるが
この時期に参拝するのは生まれて初めて。
閣僚が全員参拝しないという体たらくに気持ちが駆り立てられたのである。

かといって喧騒うずまく8月15日に行くのは疲れそうだ。
というわけで13日に参拝することにした。
せみの大音響が響く九段の杜。
厳かな雰囲気の中、さすがに携帯を出して大鳥居を撮影するバカの姿もない。
日本人の民度も捨てたものじゃないと思った。

善男善女の列にまざって、英霊に手を合わせる。
今日の繁栄の礎となられた方々に感謝の念をささげてきた。

事務所に行くと、誠信書房さんから献本が届いていた。
「アスペルガー症候群への解決志向アプローチ」
E.V.ブリス、O.エドモンズ著
桐田弘江、石川元訳
神田橋先生が帯を寄せられている
「ヒトは程度の差こそあれ 発達障碍の部分を抱え
日々発達しつづけている 自己実現の道
当事者としての 援助者としての
知恵とヒントがてんこ盛り」

という本だそうです。
私も旅行から帰ってきたら読もうと思います。

小暮画伯が打ち合わせに来社。
終わってこれから六本木という画伯を見送り、ふと見ると帽子を忘れて帰ってしまったようだ。
電話して「帽子忘れたでしょう?」ときくと、画伯はすぐに言った。

「ぼうしよう・・・」

そしていつものように自分のおやじぎゃぐに自分で受けていた。
どっと疲れて、いつになくすいた電車で帰宅したのでした。

途中とある大型書店に寄ると
いつのまにか発達障害ミニミニコーナーができていて
うちの子たちもそれなりに大きな顔をしていた。

仕事に関係のない本を三冊買った。

・きみのかみさま 西原理恵子 角川書店
・これからの「正義」の話をしよう マイケル・サンデル 早川書房
・ヤンキー最終戦争 本当の敵は日教組だった 義家弘介 産経新聞社

というばらばらなラインナップ。まあこれはいつものこと。

昨日読み終わったのは「サラリーマンだから貧乏ですが何か?」(大村あつし PHP)
これは成人ASDの人が世の中の仕組みを知るのにとてもいい本だと思いました。
会社というものの成り立ちをしれば
立ち回り方が理解しやすくなるかもしれません。

それからジムに行きました。

で、ビール→焼酎(神田橋セレクション)→熟睡

といういつもの一日でした。