みことばの光的毎日

聖書同盟「みことばの光」編集者が綴るあれこれ

感謝の行進

2017年06月13日 | ネヘミヤ記

ネヘミヤ記 12章27−47節

 月曜日は120キロほど南に住んでいるご夫妻を訪ねました。お二人は、昨年の秋に日本から帰国してふるさとでの生活を始めました。ゆったりとした村で、家並みの裏の小山にはぶどう、とうもろこし、ジャガイモなどの畑、また、林檎や洋なし、サクランボや胡桃の木も植えられていました。鶏、やぎ、うさぎ、そして馬の小屋もあり、懐かしい田舎の匂いがしていました。どこか、長野県の高原、また北海道に来たような景色でした。

 この箇所には、城壁の奉献式の様子が描かれています。

 ネヘミヤは奉献式のために、特に神への感謝を歌うためにレビ人を近隣の村々から集めました。祭司とレビ人が揃い、身をきよめてまず行ったのは、完成した城壁の上を聖歌隊が二組に分れて行進するということでした。「聖歌隊」と訳されているのは、「感謝」という意味です。ですから、彼らは城壁を主への感謝を歌いつつ歩んだのです。

 この時、私ががエルサレムの城壁の内側にいたとしたら、感謝の行進が歌う賛美と感謝が右耳と左耳に聞こえ、それは場所によって遠くに、そしてやがて近くに聞こえるようになり、神殿の前で一つになって響き渡るだろうと想像できます。それぞれの組の「感謝の行進」の出発地点は、31−40節までを読むと、谷の門だったと考えられます。聖書地図、または本ブログ5月31日の記事内の地図でご確認ください。

 ここから思ったこと:私たちの毎日の生活が「感謝の行進」なのだということ。


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