テサロニケ人への手紙第一 2章1−12節
午後に外に出かけましたが、帰ろうとしたら雨。雨宿りしようかとも思いましたが、出発。結構雨に打たれた後、西の空には青空が…。15分ぐらい待っていれば雨に打たれることもなかったのにと反省しました。でも、負け惜しみではありませんが、フードもかぶり雨の中を歩くのもいいものですね。一日のうちにくるくると天候が変わります。
テサロニケの教会はパウロの2度目の伝道旅行の中で、彼の働きによって誕生しました。このことについては、使徒の働き17章1−10節に書かれています。パウロがこの町に滞在したのはそれほど長くではありません。17章5節に「パウロは、…3回の安息日にわたって、聖書に基づいて彼らと論じ合った」とあります。その間に福音を信じた人々がテサロニケ教会の初めとなったのです。
パウロたちが長い間テサロニケに滞在できなかったのは、ユダヤ人による迫害です。1テサロニケ2章2節でパウロは、テサロニケの前に訪ねたピリピでも激しい迫害に遭ったことを書いています。テサロニケに来た時の様子を「激しい苦闘」ということばで表しています。彼は、だからといって口を閉ざしはしません。その中で神の福音を伝え、その結果イエスを主と信じる教会が誕生したのです。
迫害があるからといって口を閉ざしたり語るべきことばに混ぜ物をすることなく神の福音を語る、使徒としての権威を振りかざさずに母親のように人々をいとおしく思うパウロ。一方で彼は、自分がまさに経験している迫害の中にあってもしっかりと福音を信じるように、父親のように厳かに語ったと語ります。
福音をゆだねられた者のあるべき姿をここに見ます。