使徒の働き 27章27−44節
日本から小包が届いているとの知らせで郵便局まで行くと、このようなものが中に…。日本にいる時には簡便なもので済ましていたのに、こちらで本格的なものを用いるとは不思議ですね。ありがとうございます!
クレテ島からアドリヤ海、そしてマルタ島といえば、今なら地中海クルーズの人気コースですが、パウロを乗せた船は快適などとはほど遠い、波に任せての漂流を続けていました。「あなたは必ずカイザルの前に立ちます」との神からの約束ゆえに、必ず助かるので元気を出すようにとのパウロのことばがどのように実現するのか、ハラハラドキドキという場面です。事はスムーズには運びません。途中、暗礁に乗り上げるのを恐れた水夫たちが船から出ようとしたり、船がマルタ島に座礁した時には囚人たちが逃げる前に殺してしまおうとの兵士たちの策略があったりしました。
しかし、神がパウロに「あなたと同船している人々をみな、あなたにお与えになった」と約束したこともまた、完全に実現し、276名の人々が誰一人欠けることなく上陸しました。
心に留めたのは、「みな、無事に」ということばです。神のなさることはすべて時にかなって美しいという伝道者の書の一節を思い起こします。神のことばは、中途半端にではなくて完全に実現するということに、勇気を得るのです。