行く末遠ければ

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地元サッカークラブ・カターレ富山を応援するブログ

執念のドロー決着。4連勝は叶わずも、勝ち点1を得る 栃木SC戦

2017-07-09 20:22:53 | カターレ富山
1ー1でドロー。

前節のショッキングな逆転負けのイメージを払拭するため、さらに勝ち点差を詰めるために、ホームで必勝を誓って待ち構えていた栃木。その栃木の気迫を前に、劣勢を強いられたカターレ。
ゴール前に上げられたクロスがそのまま入ってしまうという想定外の失点を喫すると、さらに栃木の勢いが増し、なかなかチャンスを見出だせない。
ハーフタイムを挟んでも形勢が変わらなかったところ、弱り目に祟り目、窪田がレッドカード1発退場。数的不利となり、さらに追い込まれることになってしまいました。
チームとしてJ初の4連勝に挑んだ試合でしたが、今回も達成ならず・・・それ以上に、実質勝ち点6ぶんの価値がある直接対決で敗れてしまうダメージの深刻さは、到底受け入れ難いものでした。

それでも。
絶体絶命の状況にあっても、屈しなかった。
絶対的不利な状況に置かれながらも、決して諦めず、追加点を許さなかったカターレ。
すると。
試合終了間際のアディショナルタイム。CKのチャンスで、キッカーは山形。
ギリギリの土壇場にあっても冷静さを失うことなく。相手の高さ、ディフェンス力を考慮しつつファーに蹴り込むと、それを平出が折り返し、最後は脇本。まさに起死回生のゴールが決まり、同点に!
2試合連続となるアディショナルタイムゴールで、敗戦が極めて濃厚だった試合から、勝ち点1をもぎ取ってみせたのでした。

あらためて、思い知らされた気がします。「これがリーグ戦なんだ」と。
1試合1試合それぞれ力を尽くす大会のそれとは異なり、毎週のように行われる試合の積み重ね。それがリーグ戦。
点と点が結びついて、線になる―――そんなことを考えさせられました。
今節の結果に、先月の秋田戦を思い出したカターレファン・サポーターも多いのではないでしょうか。
勝利を目前に、勝ち点2ぶんを落としてしまった試合。今節は、それとはまさに真逆。敗戦から勝ち点1を得たかたちでした。
その次の試合・鳥取戦では、レッドカードで数的優位となりながら追加点を奪えず、薄氷の勝利。続くガンバ大阪U23戦でも同じく数的優位となりましたが、そのときにはきちんと突き放すことに成功しました。今節は、それとはまさに真逆。数的不利でも粘り強く守って追加点を許さなかったことが、ドローに繋がったのでした。
そして、前節の北九州戦。引き分けの可能性が濃厚であったなか、それでも諦めず勝利を目指した結果、アディショナルタイム決勝ゴールに繋がり。今節もまた、最後まで諦めなかった。いままでであれば、逆に追加点で突き放されていたシチュエーションで、そうはさせず、追い付いてみせました。
これまでの積み重ねが、不可能を可能にした。敗戦を、引き分けに持ち込んでみせました。
リーグ戦の妙、というものを意識せずにはいられません。

日程の関係で他クラブより先んじてリーグ戦前半戦を終了、2位での折り返しが決まったカターレ。
まだ半分、もう半分。
もちろん、言うまでもないことですが、全日程終了時に2位以内でなければならないのであって。
いや、正確には前半以上の強さをもって、狙うは優勝。それ以上でもそれ以下でもありません。
そんななか、今節の結果。
もちろん勝てなかったことは悔しいですが、それ以上に、負け試合を引き分けられた意味の大きさを感じます。
来週は試合がなく、次のガンバ大阪U23戦のあとは休みもありますが。
今節の粘りを、最後の最後まで諦めない執念を、シーズン後半もしっかりと継続していかなくては。
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