スピノザの『エチカ』と趣味のブログ

スピノザの『エチカ』について僕が考えていることと,趣味である将棋・競馬・競輪などについて綴るブログです。

イーグルカフェ&ノート

2009-12-18 19:07:27 | 名馬
 先月のローレル賞を勝ったキョウエイトリガーの父はイーグルカフェという馬です。
 アメリカ産。ダートで2戦惜敗した後,2歳12月に芝の未勝利で勝ち上がり。正月の京成杯を猛烈な追い込みで2着となり,続く共同通信杯で重賞初制覇。
 この後,放牧先で火災が起こるというアクシデント。馬は火を見ると立ちすくむといわれていて,この火災でも阪神牝馬特別とマイラーズカップを勝ったエガオヲミセテなどが焼死。この馬は難を逃れましたが,さすがにその影響もあったかニュージーランドトロフィーは7着。しかし次のNHKマイルカップでは大外を追い込み,内の馬との写真判定を制して大レースの勝ち馬となりました。この後,果敢にも安田記念に出走しましたがこれは香港の馬の13着。キングヘイローブラックホークも出ていたレースです。
 秋は毎日王冠4着をステップに天皇賞へ。これはテイエムオペラオーメイショウドトウを相手に4着と,3歳馬としてはまずまずだったのですが,この後が苦難の始まり。ようやく連対できたのは翌年の武蔵野ステークスでしたが,これもクロフネに大きく離されてのもの。大レース勝ち以降,実に20連敗を喫し,5歳7月の七夕賞でようやく久々の勝利を飾りました。
 驚かされたのはこの後。フランス遠征を挟んで出走したジャパンカップダートで,ランフランコ・デットーリ騎手の巧みな手綱捌きに導かれて優勝。ゴールドアリュールトーホウエンペラーを相手に大レース2勝目を上げました。しかしこれが最後の勝利。この後,15戦したものの勝てず,引退となっています。
 芝とダートの両方での大レース優勝は立派ですが,卓越した成績を収めた馬とはいい難い面があり,繁殖相手にはそうも恵まれそうにありません。血統的には日本のダート競馬には向く筈で,キョウエイトリガーのような,地区重賞の勝ち馬は今後も出てくるかもしれません。

 主治医の交代があった前後から,僕はあるノートをつけるようになりました。簡単にいえばごく簡略化された日記のようなもので,起床時刻や就寝の時刻なども書いていますが,最も主眼となるのは,その日に何を飲み食いしたかです。つまり,その日に食したものをすべて書いて記録しておくようにしたのです。
 すでに説明しましたように,僕は無制限に食べてよいような食品に関しては夜食として食べることがありますし,また同様に熱量を含まないようなものをおやつとして食べる日もあり,そうしたものに関しても,食べた場合にはノートに書いておきますが,こうしたものを例外とすれば,3食以外には何も食べないわけですから,要するに食事として何を食べたかを書き留めておくようになったということです。
 これをするようになった意図というのは,飲食物と血糖値の上下の因果関係を,経験的に見極めようということでした。つまり僕は頻繁に血糖値を測定するわけで,そのときに,正常である場合もあれば高くなってしまう場合もあり,またときには低血糖を発症しているということもあるわけです。ところで血糖値の上昇は,厳密にいうとストレスなども関係してくるのでそれだけではないのですが,やはり何を食したのかということと最も深い関係をもちます。そこで,具体的にどんなものをどの程度食べ,また飲んだかを記述しておけば,そうした具体的な飲食物と血糖値との関係が,ある程度まで自分で分かるようになるのではないかと思ったのです。
 実際,これをするようになって分かったことというのはいくつかあります。たとえばそのうちの一例をあげるとすれば,僕は果物は朝に摂っているのですが,教科書にあるように同じ熱量を摂取していても,バナナを食べますと昼食前の血糖値は高くなるケースが多いですし,柿を食べた日には血糖値が安定することが多くなります。
 もちろんこうしたことには個人差もある筈で,僕にだけ特有の現象かもしれませんし,また,僕が思っているほどの因果関係はないのかもしれません。しかし,おそらくは消化の速度の関係で,血糖値を急激に高めるようなものと,むしろゆるやかに上昇させるようなものがあるのは事実だと思います。僕自身は,このようにノートをつけ始めた当初の意図は十分に達成されていると考えていますし,そうであるなら,今後も続けていこうと考えています。
コメント
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