スピノザの『エチカ』と趣味のブログ

スピノザの『エチカ』について僕が考えていることと,趣味である将棋・競馬・競輪などについて綴るブログです。

小松島記念&第二部定義五

2007-08-13 22:42:05 | 競輪
 今日の小松島競輪場には雨が降ったようで,その中での記念競輪決勝となったため,アクシデントが起こってしまいました。
 前受けしたのは武井選手。渡部選手が中団で後方から北津留選手。北津留選手の上昇に合わせて渡部選手も上がっていったため,残り2周のホームでごちゃつき,渡部選手が落車。さらにこのあおりで,武井選手も車体故障を起こしてしまったようです。
 バックで北津留選手が前を抑え,九州3人が出きって後ろに小倉選手と藤野選手。武井選手の車体故障を見越して渡辺選手が打鐘から追い上げると,北津留選手が発進。この番手が内の小野選手と外の渡辺選手で取り合いになりました。この競り合いがバックまで続き,3コーナーでようやく小野選手が死守して決着。直線で北津留選手に迫りましたが,楽な形での逃げと競り合っての番手確保ということもあり,及ばずに北津留選手が逃げ切って優勝。小野選手が2着で,3着は直線で内を突いた室井選手を抑えて藤野選手。九州の上位独占となっています。
 優勝した福岡の北津留翼選手はこれが記念競輪初優勝。とはいえ競輪学校90期。まだ22歳で,デビューして2年3ヶ月ほどですから,今後が楽しみといえるでしょう。ただし今日のレースに限っては,3分戦で,残りふたりの自力型にアクシデントがあったということで,恵まれたという面は否定できません。番手の競り合いが長く続いた影響で,小倉選手もなかなか自力で捲っていくことができなくなったのも,ひとつ有利な材料でした。

 変わって明日からは松戸記念。僕は神山選手に注目します。昼の開催です。

 明日は佐賀でサマーチャンピオン。このメンバーなら愛知のキングスゾーン◎が中心。能力では同じ愛知のムーンバレイ○ですが,遠征競馬は微妙。オフィサー▲と地元のザオリンポスマン△も。

 それでは,事物が無限infinitumである場合にはその事物は永遠aeterunusのうちに実在し,逆に事物が無限定である場合にはその事物はある一定の持続duratioのうちに実在するということを,もう少し詳しくみていくことにします。
 まず先に,無限定である場合の方に注目します。というのは,これについては第二部定義五というのが,事物が持続するということについての正当な定義Definitioであるということさえ明らかにできれば,それだけで十分であると考えられるからです。そこでこの第二部定義五は次のようになっています。
 「持続とは存在の無限定な継続である(Duratio est indefinita existendi continuatio.)」。
 この定義の正当性は,簡単にいえば,第三部定理四から明白であると僕は考えています。ここで証明されているように,ある個物res singularis,すなわち有限finitumであるものは,まさにそれが有限であるということによって,現実的に実在しないと考えられることができるようなあるものです。しかしそれがどの程度にわたって実在し得るのか,いい換えれば,現実的に実在する個物の実在の限界がどこまでであるのかということについては,知性intellectusは単にこの個物を認識するだけでは把握することができません。よって知性は,現実的に実在する個物について,その個物の実在には限界があるということについては知り得ても,その限界がどこまでなのかということについては把握することができないでしょう。ところでそうした事柄について,それを無限定というわけですから,個物の持続とは,個物の実在の無限定な継続であるということになるわけです。
 よってこれを逆にいえば,無限定に継続するものは持続のうちに実在するということになります。つまりこれで,無限定であるものがある一定の持続のうちに実在するということが明らかになったといえると思います。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする