スピノザの『エチカ』と趣味のブログ

スピノザの『エチカ』について僕が考えていることと,趣味である将棋・競馬・競輪などについて綴るブログです。

岐阜記念&動物の限定の対象

2007-09-07 21:05:50 | 競輪
 4日に行われた岐阜記念の決勝(動画)は,まったく予想外のレース展開となった結果,波乱の決着になりました。
 武田選手がSを取ってそのまま前受け。浜口選手が中団を回って後方が坂本選手で周回。残り2周に入り,まず武田選手がピッチを下げて誘導との車間を開けました。バックに入るあたりでようやく坂本選手が発進。打鐘では武田選手を叩いて先行。ここで望月選手が飯嶋選手の後ろから切り替えて外を上がり,4番手に。さらに後方に置かれる形となった浜口選手は内を追い上げ,望月選手の動きに対応できなかった松坂選手に代わって5番手。松坂選手は7番手に入り,武田選手は絶望的な8番手でホームを通過。バックから自力を出したのが望月選手。これに浜口選手が乗る形となり,前を捲りきって優勝争い。結局,浜口選手が望月選手を差して優勝。望月選手が2着で,バック9番手から内を追い上げてきた飯嶋選手が3着に入っています。
 優勝した岐阜の浜口高彰選手は7月のサマーナイトフェスティバルで優勝していて,今年のグレードレース2勝目。記念競輪は昨年10月の千葉記念以来。ホームで望月選手の後ろに入れたこと,しかもその望月選手が自ら動いてくれたことと,ふたつの幸運にも恵まれましたが,見事に地元の記念競輪を優勝しました。
 レースを動かしたのは望月選手。こんな自力が打てるとは思いませんでした。もったいなかったのは松坂選手で,今シリーズの動きは目立っていた選手のひとりでしたので,打鐘で望月選手マークを離さなければ,あるいは優勝というシーンまであったかもしれません。

 主語と述語に等価性がない場合,XはYではないという命題が真の命題である場合でも,XがYによって限定されるということはありません。それでは一般に,否定文の命題が真の命題である場合に,主語と述語の間にどのような関係があれば,主語が述語によって限定されるのかということを考える場合には,XはYではないという命題が真の命題で,YはXではないという命題が偽の命題である場合には,むしろYがXによって限定されるのであるということを,動物と馬との関係から導いた場合のように,具体的に検証して帰納的に考察するのが最も容易な方法であるといえるのではないかと思います。
 そこで同様に,動物の場合と馬の場合で考えてみます。まず,動物の場合,動物というあるカテゴリーが,このカテゴリーに属するものによって限定されることはあり得ません。しかしこのカテゴリーは,別のカテゴリーによっては,そのカテゴリーではないという意味で限定されるでしょうし,また,そうした別のカテゴリーに属するようなあるものによっても,そのものを動物というカテゴリーのうちには含まないという意味で限定されるといえると思います。
 そこで,たとえば,動物は植物という別のカテゴリーによって限定されると考えられ,またその植物というカテゴリーに属するような,たとえば桜によっても限定されるということになるだろうと思います。

 これまでとは別の苦労がありましたが,今日も何とか。
コメント
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