INSIDE SORAMAME

私の頭の中のキオクを綴っていくつもりです・・

シューテングスター(83)

2012年08月23日 |    ┣ シューテングスター
(つづき)
福岡市早良区の「賀茂駅」バス停。


以前は、次のバス停として案内されている「次郎丸六丁目」から四箇田団地方面に路線がつながっていたが、現在はここが「狭義の終点」。


あと50メートルほど進めば、「2番」「201番」などが通る道路(三十田橋~次郎丸中学校前間)が横切っており、「賀茂駅」で終点となったバスもこの道路を使って折り返しを行ってはいるものの、営業運転という観点でいけば、やはりここが「狭義の終点」。


「賀茂駅」を出発して、賀茂四角原往環経由で藤崎、国立医療センターに向かうのは、廃止候補となりつつ、その後、廃止の「先送り」が行われた「2-9番 賀茂線」。


「先送り」の期限は今年9月末までとなっていたのだが、このたび、9月1日から運賃値上げを行うことにより、廃止をさらに「先送り」するとのこと。

「賀茂線」の廃止について思うところについては、

“「209番」(天神行き)が「2-9番」(藤崎行き)に変わったことで利用者がどう変化したのか、そしてその後、「2-9番」に変わって以降本数が削減されており、この影響がどうだったのか…などの検証がないまま、やみくもに「廃止の危機です!たくさん利用して地域のバスを守りましょう」と言われてもねぇといつも思っていた”

“地区の住民の利用が存廃の動向を握っているのは確かなのですが、仮に当該区間よりもさらに「上流」の部分で多くの利用があれば、当該区間の利用が少なくても普通に存続する訳で、路線設定もダイヤ設定も西鉄のさじ加減次第である現状を考えるとなんだ不公平な感じもします(住民に「原因」はあっても「責任」まではない訳で)。賀茂線には「上流」もなく、住民の方の利用が存廃の全てを決めるのであれば、住民の方の要望をもっと反映する姿勢があってもいいような気もします”

“「賀茂線」についても、「廃止か存続か」の二者択一ではなく、車両サイズや運行ルートの変更などにつき、真っ先に議論すべきだったのではないだろうかという思いをより強くする(例えば、原団地内→原→原往還〔イオン〕→原八丁目→賀茂一丁目→賀茂四角→賀茂二丁目→野芥駅〔グルメシティ・福西会病院〕→城南郵便局→干隈→大坪→星の原団地〔複乗〕→賀茂四角→賀茂一丁目→原八丁目→原往還〔イオン〕→原→原団地内…のような地域密着ルートにするとか)”

…と、過去の記事、コメントの返信などで幾度となく触れてきたのだが、“「廃止か存続か」の二者択一”ではない選択肢がまさか「運賃値上げ」とは!…という感じ。

グランドパスなどの定額定期券での利用もありそうな中、値上げして収支が改善するとは個人的にはあまり思えず、むしろ客足が遠のいてしまうのでは?という気もしている。
“開けてはいけない箱を開けてしまった感”というか、「賀茂線」の(空間的ではなく)時間的な「狭義の終点」が近づいてしまったのでは?という感がしなくもない(あくまで個人的な感想ですが)。
(つづく)


最新の画像もっと見る

コメントを投稿