Sightsong

自縄自縛日記

アーチー・シェップ+ジーン・リー『African Moods』

2017-06-29 08:02:40 | アヴァンギャルド・ジャズ

アーチー・シェップ+ジーン・リー『African Moods』(Circle Records、1984年)を聴く。オリジナル盤だがこのようなものは廉価である。

Archie Shepp (ts, ss)
Jeanne Lee (vo)
Siggi Kessler (p)
Peter Bockius (b)
Don Mumford (ds)

最初に「'Round Midnight」をカルテットで演奏したあとにジーン・リーが入り、「Tune for Shepp」、「Bahia」、「Sophisticated Lady」、「Blue Monk」を歌う。

もちろんわたしはアーチー・シェップもジーン・リーも好きなのだが、両者ともに、さほど飛び抜けたパフォーマンスであるとは思えない。ピアノトリオは伴奏にとどまっているし、録音もどちらかと言えばぺらぺらである。

もっとも、シェップにもリーにも深いものを求めるから物足りなく感じてしまうのだ。ふたりともリラックスした瞬間なのだと思えば、気持ちのいいライヴである。

●ジーン・リー
エバ・ヤーン『Rising Tones Cross』(1985年)
ギュンター・ハンペルとジーン・リーの共演盤(1968、69、75年)
サニー・マレイのレコード(1966、69、77年)

●アーチー・シェップ
ヨアヒム・キューン『Voodoo Sense』(2012年)
アーチー・シェップ+ヨアヒム・キューン『WO! MAN』(2011年)
アーチー・シェップ『Tomorrow Will Be Another Day』(2000年)
アーチー・シェップの映像『I am Jazz ... It's My Life』(1984年)
イマジン・ザ・サウンド(1981年)
アーチー・シェップ『The Way Ahead』(1968年)
アーチー・シェップ『The Way Ahead』 その2(1968年)
サニー・マレイのレコード(1966、69、77年)
アーチー・シェップ『Mama Too Tight』(1966年)
ロヴァ・サクソフォン・カルテットとジョン・コルトレーンの『Ascension』(1965、95年)
『Jazz in Denmark』 1960年代のバド・パウエル、NYC5、ダラー・ブランド(1962、63、65年)
セシル・テイラー初期作品群(1950年代後半~60年代初頭)


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