代替案無視、放出ありき
岸田政権は原発汚染水の海洋放出を、明日24日と決定した。原発イヤだ府中では毎回のデモで「汚染水を海に流すな」をコールしてきた。平和まつりでは反対署名を集め、現地の団体に送ってきた。
それだけに今回の決定は悔しく憤りでいっぱいである。政府は時間をかけて対策を検討してきたというが、市民団体などから出された代替案について検討した様子はない。海洋放出ありきなのだ。
一つは汚染水を減らす方法である。雨水や地下水の流入を防ぐため凍土壁を造ったが効果は薄かった。それに対し福島大の柴崎教授は「広域遮水壁を造り、地下水を集める井戸を複数設置する代替案を提案している。
また汚染水の保管案としてセメント固化案も出されていたが、いずれもまともな検討はされていない。政府は汚染水を「処理水」としているが、本当に残存する核種はトリチウムだけなのか疑わしいともいわれている。
さらにトリチウムは世界の原発から海に流されていると宣伝されているが、通常運転と事故から出た処理水が同じというのは乱暴な議論ではないだろうか。
汚染水はこれから30年以上(廃炉まで)流され続けるが、早期に止めるためにも「原発イヤだ府中」の運動は続く。
岸田政権は原発汚染水の海洋放出を、明日24日と決定した。原発イヤだ府中では毎回のデモで「汚染水を海に流すな」をコールしてきた。平和まつりでは反対署名を集め、現地の団体に送ってきた。
それだけに今回の決定は悔しく憤りでいっぱいである。政府は時間をかけて対策を検討してきたというが、市民団体などから出された代替案について検討した様子はない。海洋放出ありきなのだ。
一つは汚染水を減らす方法である。雨水や地下水の流入を防ぐため凍土壁を造ったが効果は薄かった。それに対し福島大の柴崎教授は「広域遮水壁を造り、地下水を集める井戸を複数設置する代替案を提案している。
また汚染水の保管案としてセメント固化案も出されていたが、いずれもまともな検討はされていない。政府は汚染水を「処理水」としているが、本当に残存する核種はトリチウムだけなのか疑わしいともいわれている。
さらにトリチウムは世界の原発から海に流されていると宣伝されているが、通常運転と事故から出た処理水が同じというのは乱暴な議論ではないだろうか。
汚染水はこれから30年以上(廃炉まで)流され続けるが、早期に止めるためにも「原発イヤだ府中」の運動は続く。