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昨日、多摩住民自治研究所の総会に参加、一橋大名誉教授・杉原さんの憲法の話を聞いた。以前、府中平和まつりでも前夜祭の講演をお願いしたことがある。あれから10年ぐらいたっていると思うが健在だった。
1930年(S5年)生まれ、つまり米寿を迎えたばかりという。しかし平和まつりの頃と変わりなく、かくしゃくとして弁舌も歯切れがいい。題目は「私の憲法生活史ー2つの憲法の下で生きて」だった。
敗戦の年が旧制中学3年生で15歳、少年期は明治憲法下だった。新憲法になって先生に質問したのが「明治憲法の自由と新憲法の自由は何が違うのか」しかし先生は答えられなかったという。
このことが憲法学に進むきっかけになったようだ。「先生が変わらなければ(勉強しなければ)生徒も変わらない」その思いで教壇に立ってきたようだ。
その上で「安倍首相は法学部卒だが、教えた先生が悪かったのでは」とおっしゃっていたが、生徒の方が悪かったのではないだろうか。