LOHASな日々@湘南

日々の暮らしの中にあるLOHASのヒントやちょっと素敵なことを徒然なるままに綴っていきます

絵本を読んで育つということ

2011-09-28 02:03:25 | 子育て


えー、本日は幼少期と絵本ということについて考察いたしたいと思います(まじめっ
基本いつも大声でにぎやかな我が家のチビモンスターたちですが、絵本を読んでるときの集中力だけは素晴らしい。存在感を消します(笑)。
お恥ずかしながら、我が家の兄弟喧嘩はすさまじい(というか長男が何でもすぐに怒って一方的に次男を突き飛ばす←おいおい)のですが、ごっこ遊びのときは別。
読んだ絵本がベースに空想が繰り広げられるため、なんだかんだいってやはり遊び相手としては兄弟がベストパートナーのようです。突如セリフが登場しても意味が通じるのは同じ絵本を同じときに読んでもらってる兄弟ならでは。そういう光景を見るとほっこりします

さて、そんな兄弟が最近はまっていた絵本が『さんねんごい』。
長男が選んだ本なのですが、古き良き昭和初期の風景になんだかぶわーっと懐かしい思いがこみあげてきました。いや、その時代の人じゃないですよ、私(笑)。
そういう田舎体験をしたわけでもないのに、こういうのを日本人の心の原風景とでもいうのでしょうか。絵には車もあるからそんな昔ではないはず。でも、まだアスファルトもなく、人間の暮らしが里山の中に溶け込んでいる・・・その光景がなんとも言えず素敵。夏の思い出の光景がキラキラまぶしすぎて、うるっとする内容もないのにうるっと来るのは・・・歳のせい!?
川で泳いで魚をつかまえるのが遊び、それが日常。うわ~、豊かな子供時代!私もこの時代にもぐりこみた~い
あれだけこの絵本に夢中になるということは、きっと子供たちも空想の中でこの絵本の中の子供たちと一緒に川に飛び込んで遊んでる気分になっているんだろうなあ。追体験できる、だから、絵本って好き

同じように原風景という絵本では、石井桃子さんの『やまのこどもたち』の世界も大好き。花びら集めて外でおままごとしたり・・・その光景があまりにも美しくて、ワクワクしてしまって、室内でプラスチックのガチャガチャした作られたおままごとセットばかりがどのうちにもあるのを見るとなんだかがっかりしてしまうのです
虫や魚を追っかけたり、葉っぱや花びらを集めたり、泥んこでごちそう作ったり・・・こういう遊びは空想が無限大に広がって見ているほうも面白い。でも、テレビのキャラクターグッズに囲まれていると子供の会話に発展性がなくて聞いていてツマラナイと思っちゃうのは私だけかな・・・?

時代が違うのだから、DSをはじめとするゲームも否定はしないのだけれど、公園にいてもみな友達を見ずに画面を見てる光景はやっぱり異様
なにごともバランスだと思うので、ちゃんと友達と向き合って会話して遊んだり、外を泥んこでかけずりまわったりするならゲームもいいと思うんです。でも、聞くと残りの時間は習いごとに忙しい・・・いいの、いいの~???って思っちゃうんです。“体験”がなくて頭に詰め込みばかりでいいの~?って

ところが。
これ、いつも殿と不思議だね、と話してるのですが、自然にいっぱい触れさせたいと思ってる私たちみたいな親に育ってる子よりも、テレビ&習い事オンパレードで育っている都会っ子のほうが素直で性格よかったりすることが多い(あくまでも当社比)。これ、なんでなんだろ?
豊かな自然の中での体験が重要かと言えば・・・考えてみれば今の経済至上主義も、そういう原風景の中で育ってきた子供たちが作り上げた世の中だし。適応力、応用力がありすぎたとでもいうのかしら?これまた分からないことの一つ。う~ん

と分からないこともあるのですが、ひとつ言えるかなと思うのは素敵な絵本、童話、児童文学を読んで育った子は基本的に性善説な子に育つ気がするのです。
この世と人に希望を失うことがない、なんだかんだいっても最終的には人生を悲観することがない、と。ツライことやいやなことが起こっても心の中の引き出しにある空想の世界に飛んでいけるから。そして、それが知らず知らずのうちに孤独を孤独とも思わない強さとなり、自分を信じる力となる。自分を大事に思えるから人の中の善も信じられる大人になる・・・そんな気がするのです。

昔見た古い古いフランス映画の中にこんな印象的な言葉がありました。

『幸せな幼少期を過ごさなければ、この世の善を信じられません。心に音楽がなければ』

大人になって、いろんな人と出会ってきたけれどその人が幼い頃ワクワクするような絵本や童話を読んで育ってきたかどうかなんとなく分かるのです。
殿もよく「あー、自分は読んでこなかった」とか言ってますが大丈夫。子供と一緒にいまから追体験できるから。絵本も心に音楽が流れているようなものなのだと思います。だから、自分はダメダメな母親だけれど、せめて素敵な絵本で子供たちの心を絵と言葉の音楽で満たしてあげたいな、って思います

余談ですが、私は小学一年生の頃、心に音楽があふれすぎてクラスメートが先生に怒られてる最中に鼻歌を歌ってしまい「友達が怒られてるときになんて不謹慎な!前に出なさいっ!!!」と一緒に怒られたことがあります。先生がクラスメートを叱ってる時間があまりにも長過ぎて空想の世界に飛んでいってしまっていたのです。忘れられない理不尽な思い出です(笑)。

幸せな幼少期考察シリーズ次回へ続く・・・ただでさえ長いのに続くんかい!?
気が向けば3回シリーズの予定です(笑)。


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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (MaoMao)
2011-09-29 01:06:09
うんうん、絵本の力ってあるよね。人の根っこに働きかけてくれる。
私も児童文学改めて読み返しているわ。
>都会っ子のほうが素直で性格よかったりするというくだり、納得です。
おりこうさんが多いよねーと最近つくしんぼ仲間とも話していたところ。ききわけがよくていい子、そんな子どもが多い気がする。
なんででしょう。
でもいつか爆発しちゃうのかなぁ?
Unknown (相方)
2011-09-30 19:20:56
子供って、大人と違って時代背景や前提条件などを説明しなくても、物語の中に入り込んでいけるからすごい。
内容と全然関係無いんだけと… (MAUI ONION)
2011-10-13 14:51:38
スマホいじってたら何故か退会扱いされちゃいました(泣)
マイミク申請お願いいたします~(T_T)
お手数おかけしますごめんなさい~(T_T)
お返事 (enjoy_lohas(管理人))
2011-10-18 23:21:30
≫MaoMaoちゃん

子供たちがまだ育ってないので何とも言えない
けれど、いつか爆発とか言いなりっていう感じ
にも思えない。心根が優しいように感じるの。
私の中の疑問なんだー。自分たちの価値観がつい
一番で絶対のように思えるけれど、そういう都会
の優しい子たちを見ると、客観的に見れることの
大切さ、謙虚になることの大切さを教えてもらって
いるような気になりますだす。


≫相方

いっぱい読んであげてください。
「後はお母さんに読んでもらってー」
じゃなくってね(笑)。


≫MAUI ONIONさん

アレ?マイミク扱いになってる気がするけど?