LOHASな日々@湘南

日々の暮らしの中にあるLOHASのヒントやちょっと素敵なことを徒然なるままに綴っていきます

疎開と不思議クリニック

2011-08-30 08:09:44 | 自然療法


関東にいるのに疎開~!?!?
って思う人いるかもしれません。でも、まわりには結構いて、某教授がブログで夏休みに1カ月だけでもいいから子供たちを避難させて身体を休ませてあげてください、なんて書いてるのを読んじゃったら母としては揺れますよね

もともと旅好きだし。どこか滞在型で長く行きたいし。働いている殿を残して母子だけで行くのには罪悪感を覚えるけど、疎開という名のもとなら行っちゃう???・・・不謹慎ともとれる思い。いや、でも私の中では関東にいるのに「疎開」という言葉を使うほうが北のほうにいる人たちに失礼な気がして、チャンスがあったから行ってきまーす、くらい軽く考えたかったのです。うまく言えないけど

というわけで、元々農家ステイに興味があったこともあって、MMちゃんが春にお世話になった広島の自然農の農家さんのところにまたまたステイに行くと聞いたので、便乗させてもらうことにしました~~~

・・・の、ハズだった

実は、不思議なことに今回はどうしても行くイメージが持てなかったのです。殿置いてということに後ろめたさともずっとあった。
だから、かな?出発前々日くらいになって、次男が手足口病に!!!

行くなというメッセージですね、ハイ
それは分かった。迷いもあったし。ただ、もっと意味が知りたいと思って、いざ不思議クリニックへ~

私は人見知りで、特にお医者さんとかとは構えちゃって話せないので、殿に話しを聞きに行ってもらいました。やっぱり神の木クリニック面白いなー。以下は殿からの報告メール(原文まま)です↓

K(次男)は手足口病。成長過程で物事ができるようになる(受肉の過程)と発症するもので、なる方が良いと言われた。例えば僕がかかったら仕事ができるようになると。
R(長男)は小学生になる準備を身体かしていると言われた。
広島行きは悪くはない、その意向を支えてくれるご両親や御先祖がいるから。ただ謙虚になる必要があると。疎開という目的以上に、感動する体験や発見があるようにすると良いと言われた。放射線の影響は広範囲に及んでいて、自然農は放射線に対して無力と言われた。逃げようと考えている人々により強く影響が出ていて、福島の人々で県外には影響を及ぼしてはいけないんだと意気込み福島で飲食している人々には影響は出ていないと言ってた。


先生・・・どうしてバレちゃうんだろう。私に謙虚さが足りないってこと!
疎開という目的以上に・・・というところにはうんうん。私もそう思ってたから。
けど、最後の一文は衝撃的だったなー。福島で地消地産をいまだに推奨してることに唖然としてたのです。特に学校給食。学校給食に関してはいまでも避けてもらいたいと思うけれど、でも、「県外には影響を及ぼしてはいけないんだ」という意気込みで飲食している人々がいただなんて。そんな志の高い人々がいただなんて、自分の浅はかさが恥ずかしかった。

逃げようとしている人々により強く影響が出ているは、うすうす感じていました。警戒している人々は不安からちょっとの症状で「あ、低被爆だ!」とか。食べ物を見る目も人を見る目も疑いになっていきがちで、責める気持ちが先にたち、感謝から遠ざかっちゃうのかな、って感じてたので納得。
放射能は恐ろしいし、子供を守ることはもちろん必要。だけど、逃げる気持ちは何かを否定する気持ちにつながっちゃうんだね、きっと。あー、うまく言えないなあ。放射能を恐れてる母たちを批判してるつもりはないのです、私も恐れてるし。ただ、なんて言うのかな・・・日々の輝きも見失いたくないというか・・・

一方いまいる場所で、大地に根をしっかりはって「全ては気づき」と捉えてる人たちの前向きで強いこと!
福島のかっこいい友人で書いた大西くんの新プロジェクト『こめらの森』ブログを読んでいると色々と考えさせられます。

特にこの日の日記の最後のほうに書かれてること↓
http://yajin.jugem.jp/?eid=980

たとえ脱原発が実現して、エネルギーの元が変わっても使う側の意識が変わらなければ同じ、ということ。

安全な食を求めて血眼になって産地確認をしながらスーパーをいくつもはしごする不安でいっぱいの母たち。都会に住んでいれば仕方のないことかもしれない。けれど、福島の地にいて日常を丁寧に紡ぎ、日々気づきの中で感謝しながら暮らしている大西くんたちとの違いにがくぜんとしてしまう。
商品としての食と、命の糧である食。

私は頭では分かってるつもりだけれど、実際にはまだまだ前者だなあ
せめて、ありったけの感謝の気持ちをこめて、気合いを入れて毎回言おう。

  いただきます

  ごちそうさま

を。


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プレ団塊世代の粋な飲み会

2011-08-03 12:56:35 | 徒然日記


・・・といっても私はプレ団塊世代でもないし、飲み会に参加したわけでもありませんが~

父の話です。父は社交的でとにかくよく出掛ける。母が病気になってから控えてはいるものの東京まで定期券買ったほうがいいんじゃない?と思うくらい。本人いわく、これでも社交範囲を断捨離したそうですが。どこがじゃ~

さて、そんな父の飲み会のひとつが会社の同期会。大手企業で企業戦士だった父には同期がいっぱい。大手企業なんて歯車の一部じゃん、とあなどっていたのだけれど、父の周りはユニークな人ばかりで実に面白いのです。しょっちゅう同期飲み会が開催されるわけですが、あるときから流れが変わった。

「大の大人の男たちが、ただ大勢集まって高い交通費払って数時間飲んでおしまいなんて、なんて実りのない!」

という母の鶴の一声で、毎回ゲストスピーカーを呼ぶことになったのです。ゲストスピーカーといっても仲間内で順番にめぐってくる仕組み。みなさん元々多趣味なうえ、いきいきリタイヤ組なので話したくて仕方ない。これが、大好評だったそうです!せっかく自分が学んだこと、発見したこと、実はみなさん言いたくて言いたくてうずうずしてたんだとか。ただ、隣に座ったの人に話すのと、大勢を前にプレゼンするのとでは気合いが違う
会場も後輩が出向して社長になったホテルに移して、安くて豪勢に。同じお金を使うなら、縁のあるところに、というわけです。ちなみに父は一回目は内モンゴルでの植林ツアーの話しを、二回目は尺八にかける情熱を話したそう。

面白かったのは、私もお会いしたことのあるお二方のエピソード。
千葉で無農薬自家菜園を15年やっているKさんが意気揚々とスピーカーとして話したとき、ほとんどの人はみな表面的に感心してたそうです。そこへ唯一かみついてきたのが、素敵な庭作りをしているWさん。
自分は農家の家に生まれたけれど、農業っていうのはそんなに甘いもんじゃないんだ!収穫量や見た目がよくなければ売れないから農薬は必要だし、無農薬がいいなんて、ちょぼちょぼの家庭の範囲内だから言えるんだ。アマちゃんだな、と
実際心でそう思っていても、本人目の前にしてはむかってくる人って少ない。Kさんも強い方なので、ここぞとばかりに自分の哲学をばんばん出してきてこう言ったそうです。

「自分は収穫量とかのことはどうでもいいんだ!地球のために無農薬やってんだ!」

Kさんが言いたかったのは、きっと人間中心でみるんじゃない、地球規模の視点で見るんだということだったんだと思う。しばらくやりあった後、最後はW氏はすっかりK氏に感服し、次の飲みの約束をかわしていったそうです。昨日の敵は今日の友って感じ?なんか意見が違う人が、率直にやりあって、最後は仲良くなるっていうのいいな~。

ちなみに大学同期との飲み会もしょっちゅうあるわけですが、そちらの同期の多くは原発最前線に係わってる人たちだそうです。元々原発に反対だった父は率直にやりあってたみたいですが、その後もそのことが原因で関係が悪化することはなく、交流は続いてるそうな。時代は流れ、福島のことがあって、いまやっとその人たちは
「全身全霊で取り組んできて、正しいと信じてきたけれど、いまはただ虚しい・・・」
と言っているそうです。間違ってると知っててやっている悪人なんてほんの一握りなのかも。
価値観が違くても、お互い自分の意見を言いあい、なおかつ良好な関係が続くっていいな。

なーんて、つるむのが苦手な私は父のような関係を築くことはないんだろうけど。だけど、粋な飲み会はいつかやりたいな、って思いました。
こういう人生観がにじみ出るような粋な飲み会、語れるものがないと逆にできない。現役時代は土日も出社で、連続休暇なんてなきにひとしく、毎晩午前様だった企業戦士の父たちが、後半豊かな人生を送れてることにひそかにしみじみ。美学のある生き方いいね。
いま私に誇って語れるものがあるかしら?・・・ないなあ。基本的におしゃべりだから話しは尽きないけれど。でも、周りには素敵な友達がたくさんいるので、みなさんにスピーカーになってもらいたいな。手始めにフェアトレードに詳しいあの子あたりからよろしくお願いしちゃおうかしら。ふふふ、私のまわりのみなさんご覚悟をば~

※ 写真は美学のある生き方が詰まってる大好きな本『青春漂流』。読んだことの無い方はぜひ!
余談だけど、立花隆自分を表紙に持ってきちゃうってすごい自信だな。かなりモテたとは聞いたけど、男の人はいいよね~、外見ではなく中身でモテるから、なんてね


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