塩哲の色不異空

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ミュージアム巡り 和食 奈良時代の食

2024-04-09 04:26:56 | ミュージアム巡り_2024
 奈良時代に入ると古代国家が成立し、米を租税とする経済的な基盤
として稲作を推進する。肉食を否定したため、米と魚を中心とした和
食の原型が整備されていく。大陸から魚醤や国醤が伝播して、みそや
醤油の原型となり、和食の基礎となる発酵調味料が独自に展開されて
いく。

 平城京跡から出土した木簡によって、貴族の食事には税として各地
から納められたいろんな食材が使用されていたことがわかる。この頃
から箸や匙が普及してくる。

 長屋王邸宅跡から出土した木簡の削りくずに、“甘葛”という文字が
ある。甘葛煎は厳冬期のツタの樹液を集め煮詰めて造られる日本固有
の甘味料。
NMNS(台東区上野公園7-20)

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