塩哲の色不異空

日々の思いを気の向くままに

ミュージアム巡り 和食 雑煮マップ

2024-05-01 03:08:34 | ミュージアム巡り_2024
 お正月といえば、雑煮。多くの家庭で雑煮を食べ一年の無病息災や
家庭円満を願う日本独自の行事だ。
 ルーツは平安時代の“歯固之儀”という宮中儀式だと言われている。
これは元旦に天皇の健康と長寿、方策と国家の安泰を願って鏡餅を拝
する儀式。鏡餅には年神や稲魂が宿り、円満を意味して“もち”は望月
に通じ、人の望みが叶えられると信じたからだ。
 室町時代になると鏡餅とは別に紅白の菱花びらを供え、元旦に焼い
て食べた。祝言やもてなし以外に元旦に雑煮が菱花びらから変わり恒
例化する。雑煮の方が美味しかったからと言われ、京都で雑煮が庶民
化するのは江戸の中期頃。京の風俗を記した「日次記事」(1685年)
には、身分に関係なく元旦に白味噌仕立てで食べられたとある。

 現在、雑煮は全国に500種以上あると言われ、地場の産物として各
地に密着。
NMNS(台東区上野公園7-20)

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