塩哲の色不異空

日々の思いを気の向くままに

Weekendの麺処巡り はるちゃん で 特製中華

2024-04-06 12:24:57 | 麺_2024
 来週から、しばし日本を離れるので麺を堪能しておこう。
 まずは新橋2丁目にある「はるちゃんラーメン」へ。こちらは10時
開店なので、他店より1時間早い。これも営業メリットの一つ。なの
で重宝しております。

 では、「特製中華そば」1,500円のチケットを買ってカウンターへ。
店主の野口晴子さんにご挨拶。“ちゃん”系なのだが、どこで修行され
たのだろう。いや、“ちゃん”系は,晴子さん自身が否定されていたのだ
っけ。
 ま、それは置いておいて、こちらのスープと麺が大好き。味も塩味
なので、ますます贔屓にしてしまいます。

 見た目はどこでも提供されている“ちゃん”系のビジュアルだが、鞠
麩がのるだけでおしゃれでプチ豪華。スープはもちろんのこと、私の
食感にピタリとマッチした麺の茹で加減。素晴らしく美味しい一杯、
堪能しました。ご馳走様。

  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ミュージアム巡り 和食 出汁

2024-04-06 04:31:40 | ミュージアム巡り_2024
 日本料理の「出汁」、一番だしに使われる乾燥昆布にはグルタミン
酸というアミノ酸が、鰹節にはイノシン酸という核酸が多く含まれ、
このグルタミン酸とイノシン酸ともに“旨味成分”という。
 味には、甘味、塩味、酸味、苦味の4つに、旨味が加わる。実はこ
のうま味は、旧東京大学の池田菊苗博士が昆布出汁のグルタミン酸
の味をうま味と発見(1908年)。

うま味は味覚の書類であるため、美味しさを表現する“旨味”とは区
別されている。イノシン酸とグルタミン酸を同時に味わうと、うま
味を強く感じるため、“うま味の相乗効果”と呼んでいる。このうま
味に香りが加わり、メイラード効果が現れる。
 和食の食事様式は800年以上にわたって継承されてきて、“飯・汁
・菜”で構成され、その献立は多様な食材を組み合わせ野菜中心の中
で、出汁のうま味が生かされた食事となった。

 中でも鰹出汁は日本人の嗜好の原点と言える。縄文の頃から食さ
れていた鰹は、ある時期に大量に補食され保存のために鰹節作りが
始まる。奈良時代の「養老律令」(718年)には、堅魚、堅魚煎汁、
煮堅魚が朝廷への貢納品にあげられ、平安時代の「延喜式」(927年)
には貢納した駿河や伊豆など10ヶ国が記されている。また、「かつ
ほぶし」の文字は、領主種子島氏への貢納品として種子島家譜(1513
年)の中に初めて出てくる。
 現在の実用料理書の祖である江戸初期の「料理物語」(1643年)に
は、鰹出汁節の取り方が載っている。そして昆布も「延喜式」に朝
廷への貢納品としてあり、江戸時代以降は精進料理の出汁として大
きなウェートを占めていた。
 特に鰹節の出汁は、江戸時代に刊行された「本朝食鑑」(1697年
に“食して悪いところなく大いに人に益あり”と評され健康によいと
された。
NMNS(台東区上野公園7-20)

  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする