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北信の遅い春 (その2)



今回の信州行は 2泊3日の予定なので、翌2日は もう帰宅する日。
どう過ごすか 前夜考えた結果、栄村の
  野々海池
                  を 早朝に再訪する事にしました。
2時に起床し30分後に出発、4時半に撮影開始しました。この日も無風で 水面の撮影には有り難い天気です。



5時過ぎに 山の端から 朝日が差し込んで来て、池面の氷を照らしました。



まだら模様の氷上を 鴨が2羽 並んで歩いて行きます。
勿論飛べるのですが 時々水を飲んだり 羽根を繕ったりしながら、ず~っと歩いて行きます。



シャーベット状の氷粒が浮いているのでしょう 水面にも模様が出来て、それが朝日を受け オレンジ色に光ります。



鴨は 歩いて薄氷の端まで 行ってしまいました。 



車に戻り 朝ご飯、ただ一人 こんな景色に包まれながら ゆっくり取る朝食は、それがコンビニお握りでも 最高の贅沢です。



足元には 溶けた雪の間から フキノトウが顔を出していました。



野々海池を後にして、また 飯山線のディーゼル列車を撮影してから 8時間程の帰路に着きました。

撮影メモ
写真1~7共、早朝でも気温は10度程有るのだが 残雪の量が半端ではなく、積雪量の凄さが判る。

写真1
 絞り優先AE f16(1/25sec) 露出補正=-1/3EV 焦点距離=250mm ISO=800 画質=RAW WB=太陽光 ピクチャースタイル=風景 MF R5
写真2
 (1/2500sec) 焦点距離=300mm AF

写真3
 (1/160sec) 焦点距離=150mm
写真4
 (1/800sec) 焦点距離=210mm ISO=3200

写真5
 (1/400sec) 焦点距離=420mm ISO=3200
写真6
 f11
(1/400sec) 露出補正=+1/3EV 焦点距離=190mm ISO=1600 AF
写真7
 f8(1/400sec) 露出補正=+1/3EV 焦点距離=90mm ISO=1600
写真8
 (1/320sec) 焦点距離=170mm AF           
      他は同じ

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北信の遅い春 (その1)



5月31日の早朝 新潟県境近い
  信州北部へ
                  向かいました。飯山市関田峠のブナ林に 14時頃到着。
過去に数回訪れて居ますが 再訪は久しぶりなので、翌日の夜明け前に訪れるための 下見をしておきます。



この日は午前中雨だったので、霧が出て 良い雰囲気でした。



ついでに峠に有る 茶屋池を覗いてから、宿に向かいます。



下りの途中で タムシバ がアチコチで咲いていました。コブシより早く咲く花ですが 流石に雪深い峠道、丁度満開です。



本番の1日は3時に起きて 再び関田峠へ向かい、4時過ぎに到着。先着のカメラマン諸氏 約50名?に混じり撮影開始。



無風なのですが 前日とは違って 残念ながら霧が全く無く、朝日だけが頼りの撮影になりました。



ブナ林は1時間程で 早々に切り上げて 峠を下り、途中の 田茂木池でちょっと1枚。



未だ朝の6時なので 15時のチェックイン時刻まで 何処でどう過ごすか …
考えた末に 新潟県津南町と 栄村へ向かう事にしました。

途中の道で 田の間に続く電線が気になり、車を停めて 1枚。



飯山線を越える所で 念のため時刻表を調べると、僅か数分後に タイミング良く列車が通る筈!
大急ぎで構図を考え カメラを構えると、待つ間も無く踏切が鳴り出して ほぼ思い通りの絵が撮れました。

タマには こういう幸運も有ります。



栄村から 野々海池へ上がりました。



未だ薄氷が残る水面に オシドリが2羽 ずっと仲良く泳いでいました。どちらも鮮やかな彩りなので 2羽共オスなのですが、
兄弟か何かなのでしょうか? 詳しい方に教えていただけると嬉しいです。

水面に映る木々の新緑が 実に美しいです。



池の1/4程には 未だ氷が残っています。青空を映す 溶けかけたシャーベット部分との まだら模様の造形が実に美しく、
夢中になって撮影していました。



フと我に返り 池を広く見渡すと、対岸近くに動くモノが! 超望遠レンズで覗くと どう見ても熊です。
薄氷の上を歩いている内に 踏み抜いて池に落ちては また氷に上がり、それを何度か繰り返した後に 対岸へ上がって行きました。

100m程離れているとはいえ 他にも居るかも知れず、気味が悪いので 撮影を早々に切り上げて車へ戻り 宿へ向かいました。

撮影メモ
写真1・2共、関田峠での撮影は早朝が人気なので 日中は殆ど人が居ない。踏み跡など無い残雪のブナ林で濃い霧に包まれると
  方角を見失って帰り道が判らなくなる事が有るが、今時はスマートフォンに登山地図を入れて置けば 進むべき大まかな方向
  を示してくれるので心強い。
写真5・6、雪がたっぷりあるので無風なら霧が出てもおかしくないのだが、何時もそう上手く行く訳では無い。
写真9、飯山線はこの辺りでは小生の好きな「単線のディーゼル車区間」で、架線が無いので列車が風景に溶け込んでくれる。
写真10~13共、栄村から野々海池までのルートは「6月3日夕刻開通」との事、看板を見て引き返そうとUターンした時
  丁度通り掛かった犬の散歩のご婦人が 手を振って何か叫んで居られるので、車を停めてドアを開けると…
  「もうルートは全通していて、池まで上がれる。スノーモービルで無茶をして走り廻る連中がやって来て困るので
  仕方なくこういう看板を出しているが、大人しく写真を撮るだけなら何の問題も無いので、上がって良い。
  折角遠くから来たのだから、是非楽しんで行って頂戴」と、有り難いお話しをいただいた。
  万一事故が有っても勿論自己責任だが、確かに道路には雪は全く無く安全に池まで到達出来た。有り難うございました!
  13、遠いので良く判らないが決して小熊では無い。

写真1
 絞り優先AE f11(1/1000sec) 露出補正=+2/3EV 焦点距離=50mm ISO=1600 画質=RAW WB=太陽光 ピクチャースタイル=風景 AF R5
写真2
 f16(1/100sec) 露出補正=+1/3EV 焦点距離=15mm

写真3
 f16(1/640sec) 露出補正=+1EV 焦点距離=150mm ISO=3200 MF
写真4
 (1/1600sec) 露出補正=0EV 焦点距離=640mm ISO=3200 MF

写真5
 f16(1/80sec) 露出補正=-1EV 焦点距離=20mm ISO=3200
写真6
 f22
(1/125sec) 露出補正=-1EV 焦点距離=14mm ISO=3200 MF
写真7
 (1/640sec) 露出補正=-2/3EV 焦点距離=440mm ISO=800 MF
写真8
 f22(1/250sec) 露出補正=0EV 焦点距離=140mm ISO=800
写真9
 f8(1/1000sec) 露出補正=-1/3EV 焦点距離=40mm ISO=800
写真10
 f16(1/320sec) 露出補正=+4/3EV 焦点距離=90mm MF
写真11
 f16(1/500sec) 露出補正=0EV 焦点距離=820mm MF
写真12
 (1/5000sec) 焦点距離=150mm ISO=3200 MF
写真13
 (1/1600sec) 焦点距離=640mm ISO=3200      
          他は同じ

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