MOMENT

レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、残日録。

DEVIL デビル

2018-01-18 16:07:48 | アジア映画
ジャケットの絵面と惹句でレンタルしてきましたが
いや最初はアジア映画だと思えましたが、途中で通貨の名称でインド映画だとしりました
だってインド映画だとシノップスに関係なく劇中突然に歌いだし、踊りまくるシーンが皆無なんですが

なんだろうなボウリスティックなシーンのないインド映画ってあるんだねぇ
インド映画で始めて歌い踊らない映画を始めて観た
って言うかここんとこスペクタクル史劇でヒットかましてる
「バーフバリ 王の凱旋」の前編「バーフバリ 伝説誕生」(あまりに長尺なんで一応はDVDで鑑賞してますが・・・ブログに挙げずしまい)の時も筋を壊さない事から
唄って踊るシーンも劇中も一部に筋立てとして同化させており
なるほどそう来たかと感心しましたが・・・

この映画に関してはまるっきりストーリーを分断さぜずに
二時間十何分緊張感が途切れずに殺人犯とそれを追いかける悪徳刑事との攻防戦映画
その緊張感たるや韓国映画も真っ青なシノップスだし
映像的にも全体的に暗くジメッっとしており、さらに画面が全面ざらざらしてる
ただ殺しの場面とか男女の濡れ場もあるんですが
そこは韓国映画とは違い直接的に見せることはありませんが・・・それでも実に面白かった
映像のそういった表現にしても所謂宗教的な問題から表現がソフトなのだと思いますが
内容的にはインドのヒンドゥー教とイスラム教という
日本人に馴染みのない宗教感がわかっていないとちょっとついていけないけども
そこいらを差し引いても面白い映画ってことで2時間なんぼの尺も短く感じられる

実際には40何人を殺した伝説の殺人鬼を敬愛する殺人鬼の男と
それを追いかけるヤク中の刑事との攻防戦なんですが
この殺人鬼最初にこの刑事に人を殺した事を訴えるものの相手にされず
刑事たちにうるさがられ、廃墟に監禁されるんだけども
なんとか人に助けられ、か金持ちの家政婦から夫人の死後、後妻に収まった実妹の家に押し掛けて
なんとこの一家を撲殺しちゃうんです、そう実妹をも、所謂その子供つまり甥っ子までも殺すほどの鬼畜ぷり
その殺人事件を捜査するのが最初に廃墟に監禁させた刑事なんですが
この刑事も実にむちゃくちゃ、
ヤク中ですクスリで眠ることなく、かつ同棲してる女は性の捌け口でしかなく
どっかの国の大統領じゃないですが、女はすべて公衆便所としか思ってないような人間

こんな二人が追うもの追われるものとして交錯していく映画
こんな映画もインドで作っていたとは・・・
デート映画しか作れない
もっというならこう言う映画dへ劇場公開できない
どっかの国の映画界はどんどんおいていかれているような

2016年製作、インド映画(日本未公開作品)
アヌラグ・カシャップ監督作品
出演:ナワーズッディーン・シッディーキー、ヴィッキー・コウシャル、ソビタ・ドゥリパラ、ムケーシュ・チャーブラ
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする