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レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、残日録。

山猫は眠らない7 狙撃手の血統

2017-12-08 23:11:35 | 洋画未公開
トム・べレンジャーが海兵隊上級曹長狙撃主を演じた「山猫は眠らない」のシリーズも
もう7作目になるんですね
1~3ではトム・べレンジャーが孤高の狙撃兵を演じ彼が退いた後を
ビリー・ゼインが受け継ぎ、4からは海兵隊狙撃兵訓練教官として
トム・べレンジャー演じるベケットの息子ブランドンを一流の狙撃兵に育て上げる形で
続いてきました
こちらも1~6まで見てるし、血液型もあって7も見なきゃって言う脅迫観念からの鑑賞

今作ではそんな師弟関係、親子関係の主役の狙撃兵3名の揃い踏み映画ですね
舞台は最初は南米コロンビアのボゴタ
ボゴタを舞台にした映画を最近見た記憶はあるのですが、なんだったか思い出せない
所詮映画やDVDなんてそんなもんでしょう
いっとき娯楽として一定の時間潰しに為ればそれでOK
そんな宿命を絵にかいたような映画の典型がこのシリーズでもあるわけでして・・・

コロンビア最大の麻薬カルテルは殺しの専門家として名うての狙撃兵を傭い
邪魔な組織の親玉を暗殺していた
その麻薬カルテルのボスを取り押える任務に協力するため、
ブランドンがボゴタへ派遣されてくる
到着するとそこには狙撃手を引退したはずの父、トーマス・ベケットが現地警察
現地DEA捜査官や国土安全保障省の統轄として存在していたではありませんか
ブランドンは「おとうさん」と言わずに"上級曹長"と言うことで父親との距離感を相変わらず保ってるんですね

現地DEAに責任者はなんと女性捜査官、エストラーダってかなりな意地っ張りです
麻薬カルテルのボスを追い詰めての捕獲作戦が実行されるものの
彼らの作戦は敵に筒抜けだったようで
実は罠で捜査陣は多数の死者を出してしまいエストラーダは窮地に陥り
国土安全保障省が主導権をとろうとするものの
エストラーダの意地が勝って主導権を渡さずに
DEAのセイフハウスも敵にばれており

麻薬カルテル王捕獲と裏切り者は誰だ?
更にスナイパーとしては敵のスナイパーとの戦いもあって・・・
ま、裏切り者は見てるこっちにはすぐに誰かわかるのですがねぇ
敵の銃弾はミサイル仕様の弾丸でターゲットをロックオンすると軌道修正してターゲットを確実に仕留めるもの
それを証明してくれるのがなんとビリー・ゼインなんですが
もうおつむに殆ど毛がなくて最初彼とは認識できんかったw

クライマックスは裏切り者を引っ掻けて
べレンジャー
ゼイン
マイケル・コリンズ
三人のスナイパー揃い踏みでの麻薬カルテルボス奪還軍団とスナイパーの撃滅作戦
まさに圧巻の狙撃ショーでしたねぇ

三人の揃い踏みと言うことでこのシリーズも、これで打ち止め出ないことを祈るのみですが

2017年製作、アメリカ映画
クラウディオ・ファエ監督作品
出演:チャド・マイケル・コリンズ、トム・ベレンジャー、ビリー・ゼイン、ダナイ・ガルシア

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RE:BORN リボーン

2017-12-08 17:24:41 | 邦画
まず最初このDVDを手にとっての不満をぶちまけておこう
作品的に日本製のアクション映画であるのにもかかわらず
殆どの人はあまり気にしないと思いますが、私はキャストを見て
本作がアクション映画にも関わらず何故に武田梨奈が声のみの出演なのかに
そうなんですよそこに不満を覚えたものの
坂口拓さんが、TAK∴としてスクリーンの表舞台に帰って来たことは嬉しかったし


しかし見終わって最初にというか見る前に抱いた不満は雲散霧消してました
いくらアクションのできる女優さんでもこのTAK∴さんが演じる主人公の
何て言うんでしょうか、相手との肉体の距離を詰めて戦う(それも相手に動きを悟られずに)戦法がスゴい訳でして
いくら体が動けると言ってもこのアクションは武田梨奈にはやってやれないことはないだろうけども
アクションとしての体幹からの改造が必須だと
そう言う意味と女優として演技の幅がナレーションでまたひとつ伸びて行けたかなと言うことで最初の不満は解消って

坂口拓がTAK∴としてスクリーンせましとあばれまくるこの新しいなんだっけ
そう”ゼロレンジ・コンバット”とか言う格闘技は
もうこの格闘技を見てるだけで血沸き肉躍る映画ですね

一応元傭兵隊員の昔は一人で部隊を全滅させたという伝説の男が
小さな女の子と平和に暮らしてる田舎町に
彼を抹殺すべく殺人部隊が送られて小さい女の子が人質にとられ
その救出のために再び彼が殺し屋戦闘部隊を一人でそれも己の肉体のみで
って言うシノップスは一応映画を進めるためにあるんですが
それを昔語りに思いでとしてオープニングとエンディングのモノローグに梨奈嬢でしたが

そんなストーリーはどーでも良いんですよ
様々なシチュエーションで繰り広げられられるバトルが矢継ぎ早に展開され
TAK∴さんの肩幅に構えた両手と、両肩がゆらゆら揺れたと思うともう相手は倒れているシーンを見てるうちに気が付けば106分の尺が終わっていたと言う映画

己の肉体を武器にと書きましたが相手は最新銃器に身を包んだ傭兵隊員です
銃を撃ちまくるけどもTAK∴さんには当たらない
そしてTAK∴さんも銃器に頼らず様々な小手先を使う武器を使いこなすんですが
なんと言ってもパンツから取り出す軍隊スコップが最高最強でしたねぇ

とにかくアクションがお腹一杯なんですよ!
彼一人ではなくて二人の助っ人も活躍しますし
こういう映画に不足してるのは製作費なんですが、その少ない製作費で
今日のジャパンアクション映画は世界戦略の尖兵たらんとしてる訳で
スタッフ・キャストの血と汗の結晶が見事な映画を作り上げたようですが・・・
こういう映画は今の日本映画界では映画そのものがお客さんを選んでしまうと言う
悲しい現実が・・・

2017年製作、日本映画、「RE:BORN リボーン」製作実行委員会作品
下村勇二監督作品
出演:TAK∴、近藤結良、斎藤工、長谷部瞳、篠田麻里子、加藤雅也、いしだ壱成、大塚明夫、坂口茉琴、三元雅芸、屋敷紘子、武田梨奈(声のみ)
コメント (2)
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特別捜査 ある死刑囚の慟哭

2017-12-08 00:03:35 | 韓国映画
実に、韓国映画らしい韓国映画と言っても過言では無いけども
私の好みのエグさは皆無ですが
シネマート新宿の企画興行<反逆の韓国ノワール2017>で上映された1本

所謂韓国映画が常に我々にしめしてくれている
社会を動かしている財閥のトップ人種を、傲慢な悪人として
その取り巻きや雇われてる人物たちは常に権力をかさにして危険な仕事を進んで行う悪人
政治家も財閥の権力にひれ伏しほとんどが悪人として扱われる
警察は汚職し放題で仕事面ではみんなおバカだし権力をかさにきてる
検事も国家権力を振りかざし財閥と癒着して彼らの言いなりだし、なぜか国立大の縦社会に支配され、善人は地方大出身
弁護士はお金がすべてで、金にならねば弁護をしない
多くの犯罪者は冤罪、無実
犯罪者の家族は社会から見捨てられ、悲惨な生活でして
それに暗黒街のヤクザが絡んで来るわけで

こういう設定が韓国観客に望まれるのは、彼らの身近なことを映画として表現することで
叶わぬ溜飲を下げてくれているのかなぁ
だからと言って正義がないわけでは2ないんだろうけども
一応日本ではある程度治安は保たれ警察、検察、判事に司法を委ねていられるようでして・・・

しかし韓国映画はこういった固定観念で作られる映画がそれで面白いんだから
仕方ないのかなぁ

でこの映画は元刑事で今は法曹ブローカーをしている上に分類として書いてはないですが
どうみても正義の人じゃなさそうな男が主人公
”法曹ブローカー”ってこんなお仕事あるんですね
囚人と弁護士を仲介するお仕事

刑事時代は暴力で警察をクビになった人ですからこんな仕事はお手のもの
弁護士と組んでるのってことですのでお金にならない犯人には目もくれない
この人物も金の亡者
ある無実の死刑囚から冤罪を晴らしてくれという手紙を受け取り
死刑囚をとらえた刑事は自分の暴力を告発したやつってことで
己の恨みを晴らすとの身勝手の理由から動くものの決して冤罪に同情してのことではないものの

色々と調査していくうちにもっとも悪い悪との対決になっていくという韓国映画ではありきたりのシノップスではありますけど
巨悪の財閥まで行き着くもののプロットの随所にコネタのコメディが入っていたり
主人公を含め冤罪の死刑囚とその娘との親子愛と
2時間飽きずに見ていられた

主人公が鼻をナイフで切られるのは「チャイナタウン」のパクりか・・・

2015年製作、韓国映画(日本公開作品)
クォン・ジョングァン脚本・監督作品
出演:キム・ミョンミン、キム・サンホ、キム・ヨンエ、ソン・ドンイル、キム・ヒャンギ
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