木偶房 日日録

江上之清風 山間之明月

座して半畳臥して一畳

2011年02月28日 | 作事記
「座して半畳臥して一畳」という言葉がありますが、
これはヒュマンスケールの原点を示していると考えられます。
住宅を計画する時は、4つの基本サイズ(半畳、2畳、4畳半、8畳)を使用します。
この4つの正方形の配列のみに限定して考えます。
これより大きな正方形は、木の梁の標準的梁間(2間)を超えるので不合理となります。


今、建設中の家も基本サイズ(2畳と8畳)のみで計画しました。


ちなみに、「方丈記」の鴨長明の方丈も正方形です。
1丈は3.03mなので、面積は3.03×3.03=9.18平米で
約5.56畳の広さとなります。







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