木偶房 日日録

江上之清風 山間之明月

書に親しむ10 祭姪文稿1

2019年10月30日 | 書画記
前期は楷書でしたが、後期は行書と草書です。
後期の1回目は、顔真卿の祭姪文稿(さいめいぶんこう)です。
この書は、顔真卿が一族を哀悼する気持ちを現した書で
中華史上屈指の名書と言われているものです。
この祭明文稿と争座位文稿と祭伯文稿とが
顔真卿の三稿と言われているそうです。
お手本は、

我が書は、

顔真卿の書は、筆の運びが生き物のようで
メチャメチャ難しいです。
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八橋庵19 波板張り(外壁)

2019年10月29日 | 作事記
作りかけの茶室は、台風19号の被害を免れました。
屋根は飛場されずにすみましたが、
相当量の雨が降ったらしく床はビチャビチャでした。
冬が来る前に外壁の波板を張り終えなければなりません。

もっとも危険な裏側の壁ををはしごを移動させながら張り終えました。
妻側の壁も大方張り終えることができました。
正面側もだいぶ張り進みました。

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立原道造の浅間山麓

2019年10月28日 | 日日録
大賀ホールでの文学ライブ
立原道造の浅間山麓 に参加しました。

映像ライブあり朗読あり座談会ありコンサートあり
の充実した3時間を過ごしました。

観客は60歳代±10歳くらいの人々です。
青春時代に立原道造や中原中也に親しんだ世代で
私もその一人です。

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ファウスト交響曲

2019年10月22日 | 日日録
東フィルの定期公演です。
2019年シーズンはこれが最終回です。

ビゼーの交響曲第1番
リストのファウスト交響曲です。
ミハイル・プレトニョフの指揮です。
初めて聞きましたが、あまりの音色の美しさに感動しました。
微妙なニュアンスもあって本当に素晴らしいです。
最近の迫力演奏ばかりに聞き慣れていた私の耳にとっても
素晴らしく新しい体験でした。
イルカー・アルカユーリックのテノールも素晴らしい限りです。
仕事帰りの演奏会もこれで終わりにしよう
しているので最後を飾る素晴らしい演奏でした。
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リ・フォーメイション17 居間食堂2

2019年10月18日 | 作事記
家具を入れた居間食堂はこんな感じになりました。
居間側です。

茶室側です。

食堂側です。

新しい間取りに生活が馴染んできました。
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リ・フォーメイション16 茶室2

2019年10月17日 | 作事記
引っ越し直後の散乱を徐々に整理しだいぶ落ち着いてきたので
茶室に設えをしてみます。
にじり口はこんな感じになります。

軸は、山頭火の「分け入っても分け入っても青い山」
花は、「ホトトギス」です。

お点前のお稽古も始めました。

が・・・
4ヶ月休んでいる間にかなり忘れてしまいました・・・
11月にお茶会があるので、これから毎日お稽古!


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華厳の思想

2019年10月11日 | 読後記
華厳の思想        鎌田重雄著   講談社刊

挙体全真とは、
自分の全存在をあげてそれが真理そのものであるということ。
よくみれば 薺花さく 垣ねかな  芭蕉

海印三昧とは、
海の中に一切のものが映し出されるように、意識を統一した心の中に
全てのものが、そのまま映し出される三昧の世界をいう。

理性(りしょう)とは、
現象を成り立たしめている一つの理法をいう。
一切の森羅万象をそこに映し出したならば、華厳三昧に転じて万行を修し
本来持っている理性が現れて、本然の姿を完成させる。それが終わったら
事事無礙法界の中で悟りを開いていく。

華厳経深いわー!
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華厳とは何か

2019年10月07日 | 読後記
華厳とは何か    竹村牧男著    春秋社刊

華厳思想の核心は・・・
一即一切 一切即一 一入一切一切入一
という言葉で語られる重重無尽の縁起の世界を説くことにあリます。

これはもしかして、世界システム論?・・・
私たちの生きている世界、この宇宙そのものが、何ものも欠くことができず、
無駄なものはなく、いとつの全体を構成するとき、
その宇宙のどんなものにも、その全体があることになります。
一毛孔に全宇宙が具わり、一塵に宇宙が宿るということになるわけです。
しかも、一毛孔、一塵の各々が、宇宙全体を宿したまま、
互いに無礙に交流し合っているわけです。

この華厳思想を研究する華厳宗の総本山は、奈良の東大寺です。

観光旅行で大仏を見て、その大きさに驚いているばかりで
毘盧遮那仏こそが華厳世界の教主であるなどと思いもしない
日本人のなんと多いことか!

この華厳世界こそが、日本人の心の深層そのものだったのです。
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