お気楽おばさんの徒然日記

お気楽に生きているおばさんの毎日を徒然なるままに。。。。

厳島桃花祭

2017-05-13 01:16:32 | 日記
久しぶりの日本。
いつもタイミングを逃していた厳島神社の桃花祭。
今回は念願叶ってお能を堪能。
暑い国にいたせいか寒くて寒くて体がなかなか日本の気候に
馴染まない。としのせいもあるけれどあまりに寒暖の差が
激しく体がついていかないのだ。それでもなぜか奇跡的に3日前
に取れたという岩惣に泊まることができ、想いが叶った
五番組を観ることができたのは望外の喜び。
まだ咲き残っていた桜とともに海上に浮かぶ朱塗りの
鳥居を眺めつつ囃子方のリズムに身をゆたねて眼前に
舞う優雅な姿に浮世を忘れる心地ぞする。
なんとも贅沢な空間に生きる歓びすら覚える。
ただ惜しむらくは桟敷席の座り心地がこたえたこと。
もう若くないのでやっぱり辛い。見ると設えられた
桟敷台の端から足を投げたしている人もいる始末、
外人さんはともかくやっっぱりそこはご神前、足を
投げ出そうとした隣のおばさん、チラとこちらを見て
やっぱりお行儀悪いでしょうねえ、と言いつつ足を引っ込めた。
それにしても外人さんの多いこと。それも西洋人が多い。
噂されていた中国人はあまりいない。
岩惣の送迎車を降りるときも見事な日本語で丁寧に
ありがとうございました、と日本人以上の挨拶をされたのに
吃驚。この桃花祭にはリピーターが多いそうで、下手をすると
島に渡るフェリーの帰りの便がいっぱいで乗り損ねる人もいそうだ。
桟敷席にはきちんと座ってパソコンを開いて画面を見ながら
謡っている外人さんもいた。みんなとても熱心。
中では売られているあなご飯は美味しいけれど値段は高い。
娘曰く、こんなに高くちゃ神社に寄進しないといけなよね。
でも五番組能が350円の入場料だけ。
春の厳島の典雅で古式豊かなひと時、日本人ならではの
美しさを味わえたのは厳島の女神様の御神徳のおかげに違いない。
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