お気楽おばさんの徒然日記

お気楽に生きているおばさんの毎日を徒然なるままに。。。。

駒場の桜とよもぎだんご。

2021-03-28 21:10:21 | 日記
あまり人がいないところで桜を見ようと駒場公園に。
あと30分で閉園なので比較的少なめな見物客。
それでも満開の桜を、乳母車を押した親子や孫を連れた
おじいさん、若いカップル、友人連れと、途切れなく動く。
私にしては珍しく、真ん中に旧前田邸を入れ両脇に
桜を配置した写真を撮ろうとしたが、なかなか撮れない。
足元は朝の雨で出来た花筏。
はらはらと風に舞う花びらの中で、ぐるりと桜に囲まれた
空間でのお花見。ここ、結構穴場だよな。
来年は京都に行けるかなと呟く息子。
コロナが大丈夫なら吉野山ゆかりの能にちなんだツアーの
お誘いがあり、行けたらいいなと思っているだが
はてさて来年も桜を楽しめるのかどうか。
足を伸ばして池ノ上まで行き、ピエールのお菓子を買う。
50年近く前から知っているお店だが、昔どうりの店構え。
お店は今2代目だそうだが昔と味が変わってしまっている。
初代のオーナーはこだわりの強いケーキを焼いていて、
遠くからでもピエールのお菓子を求めてくる客がいた。
今は地元のケーキ屋さん風の佇まい。
お店を出るとき、すれ違った老婦人の趣がいかにも
世田谷風。
ふと思い立ってピエールまで足を伸ばしたが出る前に
草だんごを作って食べていた。
朝注文したよもぎが福井から届き早速草だんごにして
おやつにしたのだが、350グラム1000円というのは
高いのか安いのか。そこら辺によもぎが生えていた子供の頃
と違って、都会のよもぎはとても食べる気がしない。
注文したよもぎは農薬を使わない畑で栽培したもので
柔らかくアクがないのでそのまま食べられる。
アク抜きの仕方を教えてくれたけれど灰ではなく重曹。
今時はなんでも自然が難しい。
それでも綺麗なよもぎを取りに行かずとも手軽に
美味しい草だんごが食べられるのは嬉しい。
花よりだんご、というけれどやっぱり春は桜が一番かもしれない。

春の夜に夢かうつつか散るさくら乱るるこころたれか知るらん。

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十勝の長いもと春。

2021-03-25 20:10:48 | 日記
長いもが体にいいというのであれこれ探して
十勝のブランド長いもを注文。
届いた長いもは木の香りに満ちたおがくずの
中に大根足ならぬ長いも足がどんと寝そべっていた。
大きさにもびっくりしたが切って千切りにして、
みずみずしい味を梅ぼしであえてみると、甘い!
長いもは京都のやおよしさんのものを時々食べているが
十勝のブランド長いもは一味違っている。
たくさんあるので明日は長いものステーキにしようと
楽しみが増えた。あんちゃん農園さんの丹波つくねは
ネバネバがもっとありねっとりした美味しさだが
十勝の長いもはサラダにぴったりの甘いあっさり味。
東京の桜は一足先に満開となり、目黒川の川べりに
人がいっぱい。
一昨年の桜づくしの春を思えば今年の春はさ、く、ら
とつぶやくくらいしか見ていない。
日本人が桜を好むようになったのはそれほど昔では
ないらしいしが、今ほど艶やかで沢山の種類に溢れる
ことはなかったそうだ。しかし春となれば桜が恋しくなる。
桜を好む歌人として西行法師が有名だが、いくつもの
桜を読んだ歌は、忍ばせた艶を湛えた素敵な歌が多い。
桜に寄せる思いはひときわ強いものがあったのは
桜に恋する思いを伝えたかったのかもしれない。
今は四季のある日本の自然の風情も失われつつあるが
それでもまだ四季の彩りは楽しめる。
予約していた京都の朝ぼり筍が明日届く。
同時に賀茂豆腐のお取り寄せも。
早速コロナ禍でダメになった京都の味を
楽しむことにしよう。




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ふきのとうのパスタ。

2021-03-21 16:17:44 | 日記
雨が降る前に散歩がてら歩こうと、明治神宮に。
参宮橋の駅近くに新しいお店ができていた。
入口が段になっていてちらっとショーケースに
マフィンが見えた。のぞいて見ない?と入って
見ると、カウンターのあるレストラン。
中のショーケースにミルフィーユやロールケーキ、
イチゴのケーキがある。
注文しておつりのコインを手で触った後で
ケーキを入れるのを見ている息子の顔が
渋い。でもとりあえず買って帰ることに。
参宮橋近辺のほとんどのお店は臨時休業、土曜日にもかかわらず
人出が少ない。明治神宮の中を散歩して原宿に出ると
人がいっぱい。仕方なく人混みを抜けて夕方近くで
まばらに人がいる代々木公園の桜を見ることに。
ちょっと早いけれど数本の桜は満開。
春、桜の季節だが心は春には遠い。
いつまで続くコロナとぼやきながらしばしの桜見物。
散歩の翌日のゆっくり朝食の、支度をしていると
まなべファームさんからの野菜が届いた。
今の時期はどこも4月、5月の春野菜の準備で
我が家では切らさないようにしているパセリが
お願いできないことが多い。
しかし今回リクエストしたパセリ他ブロッコリー、
人参などいろんな種類のお野菜が入っている。
以前、太秋柿を送ってもらった時から気になっていた
農家さんなのだが、センスの良い感覚の持ち主という
印象があったのだが、農家としての作り手だけでなく
フードコーデイネーターのキャリアとパテイシエの
奥様のコンビで調理する側のセンスもある野菜作り手。中に
たっぷり入っているふきのとうを見つけ、天ぷらにしよう
かな、と思ったが昨日はお蕎麦にエビ天と野菜の
天ぷらだったのでパスタにすることに。
春野菜の中でも苦味があるのでいつもは蕗味噌で
甘みを加えることが多いが、今日はちりめんじゃこ
と一緒にあっさりパスタ。
隠し味に酒粕と町村農場のバターを加えて少しの
だしも。息子は苦い、と文句を言ったけれど完食。
奇麗な人参に加えてのりんごとレーズンのサラダは
あんちゃん農園さんの貴重な無農薬のレモン。
ほんの少しでも爽やかな香りがする。
後もう少しで春爛漫の季節になる。


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今日はひな祭り。

2021-03-03 21:49:20 | 日記
健康診断の結果を聞きにかかりつけの先生のところに。
今のところ何もないよ、という言葉に帰りにケーキ屋
さんでシュークリームをとお店に行くと、ショーケースに
ほとんどケーキがない。ふと気づくと今日は3月3日。
我が家の近くには結構美味しいケーキ屋さんがあるが
中でもいちばんのお気に入りのお店はいつも人の行列。
珍しく空いてると思ったら、ほとんど売り切れていたと
いうことらしい。幸い食べたかったシュークリームが
一つ残っていた。この店のシュークリームはとても
上品でもう少しそっけないくらいの方がいいのだが
検査結果が何もなかったからと言って、油断しちゃダメだよ
とうるさくいう息子を無視してモンブランも。
ケーキは買ったし、あとはちらし寿司。
肝心のお雛様はトランクルームの中で、持ち主は
長らく日本にいないのだが、何故かおひな祭りの
お寿司は必ず作る。
幸い、美味しい高野豆腐、ちりめんじゃこ、人参
レンコン、ごぼうなどとトッピングにスモーク
サーモン、大葉もキープしている。
麹漬けの大根もあるしでもうこれでいいかなと
思ったけれどやっぱり汁物が欲しくなる。
ちょっともったいないけれど今の時期限定の
九州野菜の蕾菜とジャガイモの白味噌仕立て
にすることに。
この蕾菜は九州の農家さんに無理を言って送って
もらったもの。
こだわりの完全無農薬を実践中の小さな西洋野菜
さんとはいつも無農薬野菜談義で盛り上がる。
福岡在住の料理研究家のフィーユさんの
蕾菜の天ぷらをブログで見て、その前に
マンマーノの蕾菜のキッシュを食べたせいで
どうしても食べたくなり小さな西洋野菜さんに
お願いしてしまった。
うちでは作ってませんが農家仲間で作っているので
いいですよ、とすぐに調達して甘平も一緒に
おくってくれた。着くとすぐ天ぷらにして食べた
ところとても美味。
この蕾菜は福岡のブランド野菜なのでタネは
売ってくれないんですよ、でも来年のお正月には
食べられるように作りましょう、とまで言って
くださった。感激。
出来たらいちばんに送りますね、と言って
私の好物のそら豆を送ってくれるとい
あんちゃん農園さんといい、作るのは大変なのに
食べるだけの私にとっては本当にありがたい方々。
感謝あるのみ。お野菜にも春よ来い。
ふと、立ち寄ったケーキ屋さんのお店の前の木の
芽吹きを眺めながら、近づく春の足音が
聞こえるような気配を感じたひな祭り。

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