漫画、花よりも花の如くで主人公能楽師が演じた能を、
花花作品をサポートしてきた鐡仙会が作者、成田美名子の
画業40周年を記念する花花能。
久々に友人を誘って銀座の観世会館に。
京都や東京などの能楽の魅力的な演目もあるのだが
こう寒くてはインフルエンザの恐れもあって
腰が重い。それでも今回は観世銕之丞氏の天鼓と
野村萬斎氏の蝸牛とあって早々チケットを入手。
でもやっぱり寒い。記念すべき花花イベント
とあって、銀座の能楽会館は満席。しかし普段と
違って若い女性がいっぱい。いつもと違う雰囲気。
ロビーには漫画の作者の絵が飾られ、花花グッズに
人が群がっている。舞台は派手な土蜘蛛の曲では
若手武者たちが力強く蜘蛛の糸を振りまく蜘蛛と戦い
なかなかの熱演。熱心な女性フアンの気配。
見たかった銕之丞氏は見応えがあって、シテの舞で
類稀なる天賦の才を楽しむ天鼓の姿を楽しめた。
さらに野村萬斎氏の演ずる蝸牛は、やっぱり一味
違っていた。その身体能力の高さにはいつも驚かされるが
声と言葉に込められた表現力には、言葉と声の豊かさと
表現力のレベル高さゆえに、ついつい舞台に引きずり込まれて
しまう。単なるお笑いの世界なのだが、可笑しさと
哀しさが入り混じる深い笑いになるのが不思議。
初めて間近に能楽に触れた友人、これ、はまるかも、
と呟いていた。本物の芸に触れたひと時だった。
花花作品をサポートしてきた鐡仙会が作者、成田美名子の
画業40周年を記念する花花能。
久々に友人を誘って銀座の観世会館に。
京都や東京などの能楽の魅力的な演目もあるのだが
こう寒くてはインフルエンザの恐れもあって
腰が重い。それでも今回は観世銕之丞氏の天鼓と
野村萬斎氏の蝸牛とあって早々チケットを入手。
でもやっぱり寒い。記念すべき花花イベント
とあって、銀座の能楽会館は満席。しかし普段と
違って若い女性がいっぱい。いつもと違う雰囲気。
ロビーには漫画の作者の絵が飾られ、花花グッズに
人が群がっている。舞台は派手な土蜘蛛の曲では
若手武者たちが力強く蜘蛛の糸を振りまく蜘蛛と戦い
なかなかの熱演。熱心な女性フアンの気配。
見たかった銕之丞氏は見応えがあって、シテの舞で
類稀なる天賦の才を楽しむ天鼓の姿を楽しめた。
さらに野村萬斎氏の演ずる蝸牛は、やっぱり一味
違っていた。その身体能力の高さにはいつも驚かされるが
声と言葉に込められた表現力には、言葉と声の豊かさと
表現力のレベル高さゆえに、ついつい舞台に引きずり込まれて
しまう。単なるお笑いの世界なのだが、可笑しさと
哀しさが入り混じる深い笑いになるのが不思議。
初めて間近に能楽に触れた友人、これ、はまるかも、
と呟いていた。本物の芸に触れたひと時だった。