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バイク好きオヤジのひとりごと

西本工業製 カブ用パワースタンド 取付カラー完成

2015年08月13日 | カブ
以前、西本工業製パワースタンドに付属している取付部品の中で
スイングアームシャフト部分に使うカラーの厚みが適正ではないと
書いたことがります。

その対策のために NK-119に使える取付カラーを作りました。

カブ用パワーサイドスタンドを買ったときに付属するカラーの厚さは
MK-119用が4mm、MK-142用が3mmです。

しかし、スタンドベースのカラー取付部分の板厚は
MK-119が4.2~4,5mm、NK-142が3.2~3.5mmなので
そのまま使ってスイングアームボルトを締めこむと

その差0.2~0.5mm分でボルトの頭が スタンドベースに食い込みます。

スイングアームピポッド部分は
大小のパイプをゴムで繋いだ構造のラバーブッシュが使われています。
外側になる大きいパイプ部分がスイングアームに圧入され
内側のパイプがスイングアームボルトで締め付けられフレームに固定
間にあるゴム部分がスイングアームの動きを支えています。

この動きを考えると、フレーム側に固定されるスイングアームボルトと
スイングアームに固定され、スイングアームと一緒に動くスタンドベースとは
スイングアームピボッド部分でフローティング構造になっていないと
スイングアームの動きを阻害するはずです。

西本工業製のサイドスタンドにも フローティング構造にして
スタンドベースが動くようにカラーが入っているわけなんですが
上に書いたように、厚み方向の寸法が0,2~0.5mm足らないために
現実的にはフローティング構造として動作するようにはなっていません。

実際に 中古で手に入れたパワーサイドスタンド(MK-142)は
付属の取り付けカラーを使っていて

スイングアームボルトの頭がスタンドベースに食い込んだ痕がありました。

スイングアームボルトはフレームに固定
スタンドベースはスイングアームに固定される訳なので
この傷があるということは、スイングアームが正しく動いていなかったはず

右端は今回作ったオリジナルのカラー 厚さ5mm
真ん中がNK-119用の付属品で厚さ4mm
左端がNK-142用の付属品で厚さ3mm

NK-119とNK-142を2個ずつ持っているので
今回作った5mm厚のカラーをNK-119に使い
NK-119の付属品4mmのカラーをNK-142に使えば
どちらも ちょうど良い寸法で使うことが出来るようになります。

西本工業製のカブ用パワースタンドを使っている方、一度バラシてみて
スタンドベースにスイングアームボルトの頭が食い込んだ痕が付いていたら
スイングアームが正しく動いていない可能性があります。

バイクの性能を正しく発揮するためには 対策を講じたほうが良いと思います。

応急的な対策としては、カラーとスイングアームボルトの頭の間に
厚み1mm、外径が15mm程度のワッシャーを追加して
隙間を確保するという方法があります。
私はブレーキ用のシールワッシャーがちょうど良かったので使ってました。

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