気楽にいきましょう!

バイク好きオヤジのひとりごと

オイルの選定について

2013年04月17日 | オイル
私はエンジンオイルに鉱物油を使っていますが
油は高温での性能(耐用温度)や耐久性に限界があります。
その欠点を補うために開発されたのが化学合成油であり
当然ながら オイルとしては性能的に優れている場合がほとんどです。

ただ、合成油の中にはシール類に使われているニトリルゴム(NBR)を
膨潤または収縮させる等の攻撃性があるものもあります。
その場合はフッ素ゴム製のシール類で対応するわけですが
困った事に そいいう情報はオイルのパッケージには表示されていません。

私の場合、比較的古めのバイクに乗っているし 管理の都合もあって
四輪、二輪を含め全て同じオイルを使うことにしています。
実際に私が使っている鉱物油と 手に入れている値段と比べると
高性能とされる化学合成油は10倍以上するので とても買えません。

オイルやグリースなどの油脂類はメーカーにこだわらず
自分が求める性能を満たす中で 納得できる価格のものを選んでいます。
確かに合成油の性能は素晴らしいんですが、私には必要以上の性能だし
値段に納得できないので使っていないだけです。

値段が高いオイルが安いものより良いオイルだと勘違いしている人も多くいます。
実は、オイルの品質や性能は値段で決まる訳ではありません。

私が使っている安い鉱物油も有名なオイルメーカーの製品です。

メーカーにこだわっていないので何種類かの銘柄を使っています。
全く同じグレード、同じ粘度のものが同じお店で
自動車会社の純正缶に入って倍以上の値段で販売されていますし
近くのGSで入れると3倍以上の値段が表示されています。
品質を判断する基準はグレードと粘度ですので
売っている値段に関わらず 3種類のオイルは同じ(品質)のはずです。

自分で判断出来ないひとは それなりの技術料を払うのが当然で
価格の差=技術料と考えれば良いと思います。

ひとつ注意して頂きたいのは
私は機械の設計を30年以上生業にしていて
バイク用エンジンオイルに関しても 自身の経験や知識を基に判断して
自己責任で選定して使用しています。

バイク屋さんはバイク屋さんなりの経験や知識で判断されているので
私の考え方と違うのは当然でしょう。
自分の経験や知識に頼るか、バイク屋さんの知識や経験に頼るかも含め
何を選ぶのも 全ては自己責任であることに変わりはありません。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする