今日の草履は、仙北市内の男性のオーダー草履です。間もなく迎える奥様の誕生日プレゼントなんですね。夏からこのプレゼントを計画していた男性に、十月には新柄が届く旨お伝えしていました。届いた中から何点かをチョイスし男性にお見せすると、『うちの奥さんはこの色がいいですねっ!』と平生地状態でお選びがこちらの草履となったわけです。その平生地がこちらです。
二日間お休みしてしまいましたので、男性へのお引き渡しが明日になります。実物をご覧になったときの男性のお顔と、さらに奥様へ手渡したときのお二人のお顔がとても楽しみですね。叶うものならその場に立ち会いたいくらいですよ。
先日仙台市の女性からご注文メールが届けられました。草履職人へのメッセージ欄には、『先月角館に観光に伺った時に、実演を拝見しました。試着した彼氏がとても気に入っていたので、今回誕生日プレゼントに渡そうと思ってます』。
大好きな人への贈りものに、角館草履を選んでくださいました。これがとても嬉しいんですね。プレゼントの中を開け角館草履が出てきたときの彼氏の反応は、想像しただけで楽しくなりますよ。
十月七日以降にいただいたご注文の発送が、予定より若干遅れています。明日からまたしばらく休まず、十一月には少しでも草履が並んだ展示パネルをご覧いただきたいと思っています。大好きな人の誕生日がこれからの冬にやってくる方には、色とりどりの展示品からお選びくださいませ。
贈り物として角館草履をご利用いただくときいつも思うのは、
草履は脇役で主役は贈り主さんの「心」なんですね。
角館草履をもらったから嬉しいのではなく、自分の体を
気遣ってくれた心が嬉しいわけです。
プレゼントオーダーをお受けするとき、贈り主さんは
いろんな話を聞かせてくれます。その心が伝わるからこそ、
私も真剣に編まずにはいられないのでしょう。
贈り主さんが私に相談されるときのお顔も、
出来上がった草履を眺めるときのお顔も、ほんとに
素敵ですよ。
人は誰しも明日の幸せを願います。「願う」ということは、
その確約がないからともいえます。そして「願う」ときに、
その代償としてなんらかの努力を考えます。
それが日々ひたすら「生きる」ことではないかと思うんですね。
「トイレの神様 足の神様」としてお買い上げいただく
ミニ草履は、飾っているだけではダメなんですよ。
ミニ草履を見て足のための健康を自ら考えてこそ、
はじめてその恩恵が生まれるのでしょうね。