今日の草履は、東京都杉並区から、4月28日にお越しいただいた奥様のオーダー草履です。
濃い青地に紺の鼻緒でしたから、保護色になってどうかナとも思いましたが、出来上がってみるとなかなかシックに決まりました。「ご売約品コーナー」に飾ったこの草履を見て、同じ配色のオーダーが入っています。
杉並区の奥様、予定より少し遅れました。ごめんなさいm(_ _)m
今日は嬉しい言葉の連続です。
滋賀県大津市からお越しのご一行様。ひとりのおばあちゃんが、実演ベンチに座ったきり動きません。布だけの草履は作ったことがあるそうで、私の草履に興味津々でした。
お仲間に促されての帰り際、『ん~、やっぱり注文して行く!』。どうしてもこの草履を作りたくなって、「草履台」のご注文です。
『いやぁ~、秋田に来て良かった!』。私もおばあちゃんと会えて良かったです。
仙台市からの奥様二人旅。ふたつの“分身”を見て、『画家さんが描かれたの?』。
ブログで知り合い、逢いに来てくださって描いていただいた経緯をご説明すると、『いいわ~そういう話、心があるもの!』。
続けて、『ここの人たちってみんなイイ人よね~。今も花を見てたら、町の人がいろんな説明してくれるの。仙台じゃあまりないと思うわ、こういうこと』。
大仙市大曲からお越しのおばあちゃん。実は今朝一番に、西宮家へ私宛てに電話がありました。『今日これから行っても、草履作るとこ見れますか?』という内容でした。
待つこと二時間、80歳になったばかりというおばあちゃんが、たったひとりバスに乗っていらしたそうです。とても上品で、言葉もお綺麗なおばあちゃんでした。
『実はね、あなたが草履を作っているとこをテレビで観たの。家族に私も作ってみたいって言ったら、やめといたほうがイイって言われて‥。でもどうしてもあきらめ切れなくて、家族には内緒で来ちゃったのよ』。
感動しました。おばあちゃんは、角館にご親戚はあるものの、過去に訪れたのは10年以上も前のことなんだそうです。しかも、たったひとりで角館に来るのはまったく初めてとのことでした。私の実演を見たいがために、家族に内緒の“大冒険”を試みたわけです。
そのときから私の実演は、おばあちゃんひとりに対してだけ行いました。大変申し訳なかったのですが、おばあちゃんが見ているうちは、ほとんど他のお客様には対処していません。
びっちり一時間半、おばあちゃんはとても満足してくれました。『やっぱり来て良かった』を、何度も何度も繰り返します。草履を1足と草履台をご注文になり、にこやかに西宮家を後にしました。草履台のお買い上げ、最高齢です。
実は、このときのおばあちゃんとのやりとりを、近くでずっとご覧になっていたご夫婦がいらっしゃいました。ときどき会話に加わりながら、おばあちゃんがお帰りになる直前まで時間を過ごされました。
こちらのご夫婦が帰り際、『新幹線の時間までどこで時間を潰そうか迷っていたけど、本当にイイ時間をもらったわ~。あなたのお仕事、とっても素敵!』。
今日の西宮家も、GW明けにしては多くのお客様がお越しです。でも、みなさんとても「ゆっくり」しています。十分な会話の時間がいただけるから、嬉しい言葉も多く聞けるんでしょうね。
これまでの「秋田言葉講座」はひとまず終了して、本日から「今日の一言」をご紹介したいと思います。
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〓今日の一言〓
『実物のほうが素敵ヨ~!』
東京からお越しのおばさま三人旅。ふたつの“分身”をご覧になっての言葉です。
のび太さん、クロノさん、スイませ~ん(笑)。
濃い青地に紺の鼻緒でしたから、保護色になってどうかナとも思いましたが、出来上がってみるとなかなかシックに決まりました。「ご売約品コーナー」に飾ったこの草履を見て、同じ配色のオーダーが入っています。
杉並区の奥様、予定より少し遅れました。ごめんなさいm(_ _)m
今日は嬉しい言葉の連続です。
滋賀県大津市からお越しのご一行様。ひとりのおばあちゃんが、実演ベンチに座ったきり動きません。布だけの草履は作ったことがあるそうで、私の草履に興味津々でした。
お仲間に促されての帰り際、『ん~、やっぱり注文して行く!』。どうしてもこの草履を作りたくなって、「草履台」のご注文です。
『いやぁ~、秋田に来て良かった!』。私もおばあちゃんと会えて良かったです。
仙台市からの奥様二人旅。ふたつの“分身”を見て、『画家さんが描かれたの?』。
ブログで知り合い、逢いに来てくださって描いていただいた経緯をご説明すると、『いいわ~そういう話、心があるもの!』。
続けて、『ここの人たちってみんなイイ人よね~。今も花を見てたら、町の人がいろんな説明してくれるの。仙台じゃあまりないと思うわ、こういうこと』。
大仙市大曲からお越しのおばあちゃん。実は今朝一番に、西宮家へ私宛てに電話がありました。『今日これから行っても、草履作るとこ見れますか?』という内容でした。
待つこと二時間、80歳になったばかりというおばあちゃんが、たったひとりバスに乗っていらしたそうです。とても上品で、言葉もお綺麗なおばあちゃんでした。
『実はね、あなたが草履を作っているとこをテレビで観たの。家族に私も作ってみたいって言ったら、やめといたほうがイイって言われて‥。でもどうしてもあきらめ切れなくて、家族には内緒で来ちゃったのよ』。
感動しました。おばあちゃんは、角館にご親戚はあるものの、過去に訪れたのは10年以上も前のことなんだそうです。しかも、たったひとりで角館に来るのはまったく初めてとのことでした。私の実演を見たいがために、家族に内緒の“大冒険”を試みたわけです。
そのときから私の実演は、おばあちゃんひとりに対してだけ行いました。大変申し訳なかったのですが、おばあちゃんが見ているうちは、ほとんど他のお客様には対処していません。
びっちり一時間半、おばあちゃんはとても満足してくれました。『やっぱり来て良かった』を、何度も何度も繰り返します。草履を1足と草履台をご注文になり、にこやかに西宮家を後にしました。草履台のお買い上げ、最高齢です。
実は、このときのおばあちゃんとのやりとりを、近くでずっとご覧になっていたご夫婦がいらっしゃいました。ときどき会話に加わりながら、おばあちゃんがお帰りになる直前まで時間を過ごされました。
こちらのご夫婦が帰り際、『新幹線の時間までどこで時間を潰そうか迷っていたけど、本当にイイ時間をもらったわ~。あなたのお仕事、とっても素敵!』。
今日の西宮家も、GW明けにしては多くのお客様がお越しです。でも、みなさんとても「ゆっくり」しています。十分な会話の時間がいただけるから、嬉しい言葉も多く聞けるんでしょうね。
これまでの「秋田言葉講座」はひとまず終了して、本日から「今日の一言」をご紹介したいと思います。
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〓今日の一言〓
『実物のほうが素敵ヨ~!』
東京からお越しのおばさま三人旅。ふたつの“分身”をご覧になっての言葉です。
のび太さん、クロノさん、スイませ~ん(笑)。
「実物の方がすてき」とか「実物の方が細い」とか・・・
社交辞令だって
いやいや、フアンだから そう思うのかな?
下げたり、上げたり・・・(笑)
特に、藤○○子なんてー人は一度も見たこたねー!(笑)
確かに実物にはかないませんよ。うんうん。
でも、明日こっそり後ろの絵を振り返って見て下さい。
きっといじけて違う方向見てるかも(笑)
な~んて。文章読んでニヤっとしちゃいました。
おばあちゃんの大冒険。素敵なお話ですね。
何かを始めるのに遅いなんてことはありませんよね。
感じたら動く。今年は「感動」がキーワードです。
やっぱり、TVで見るのと生で見るのは違いますからね。
草履もあの場所も、職人さんも町も・・・
『実物のほうが素敵ヨ~!』ふふふ・・・(笑)
『どちらから?』の問いかけに、「宮城県」であればクロノさんの画を、「神奈川県」であればのび太さんの画を紹介するって具合ですね。
また多いんですよ、宮城と神奈川からのお客様。
幸せな思いいっぱいになりますね。
感じて動く「感動」素敵です。
心で心が動く「心動」なんていう言葉
あったらいいなあ。あるのかな?
もうだいぶ桜も散ってしまいましたね・・・
そんな中・・・ism一家も西宮家に寄らさせていただきました・・・
やっぱり想像通りすばらしい草履の感触でした・・
私とカミさん・・”私も・・”という娘分も発注させていただきました・・
出来上がりが楽しみです・・
来年は是非、桜満開時に行ってみたい・・・
これほど『来て良かった』っていう言葉を聞いたのは、はじめてかも知れません。
中でも“大冒険”のおばあちゃん、『来て良かった』を何度も何度も言うんですよ。
それでね、これはブログに書かなかったんですけど、財布から千円札を一枚出して、『ご丁寧に教えていただいて、せめてものお礼です』って差し出したんです。
ほんの一瞬だけためらいましたけど、おばあちゃんの顔があまりの笑顔だったもんだから、両手でしっかり受け取りました。
おばあちゃんも、れっきとした“草履仲間”ですネ。
そうだったんですか!クロノさんのブログで気にはなってたんですが、お越しになればきっとお声を掛けていただけるだろうと思ってましたからねぇ。いやぁ~、やられました~。
ご注文の草履は、誠心誠意お作りいたします。私のほうもコッソリ送りますからお楽しみに~(笑)。