角館草履の『実演日記』

〓袖すり合うも多生の縁〓
草履実演での日々の出会いには、互いに何かしらの意味があるのでしょう。さて、今日の出会いは…。

食事のちから。

2009年07月14日 | 実演日記


今日の草履は、彩シリーズ27cm土踏まず付き〔四阡五百円〕
エンジ基調の和柄プリントをベースに、合わせは小豆色の斑点プリントです。
落ち着いた色調ながら、ベースの金が引き立った高尚な感じがしますね。どちらかというとご年配の男性に履いていただきたい一品です。平生地はこちらになります。




少し日の開いた更新になってしまいました。「忙しい」という言葉を日常に言ったり聞いたりしますが、いわゆる商売繁盛の「忙しい」は言っても聞いても不快感はないです。これは私自身が商売人だからかも知れません。

そして人が「忙しい」という理由の中には、多分に私生活の部分が含まれるものです。今ちょうど娘たちの活動で親の集まりが続き、先月亡くなった叔母の仏事も残っています。これに私の本業と活動が加わるので、ほんとに「忙しい」となるわけです。
ただし、これを理由に本来やるべきことを間引きするのは、決して良いことではありません。ですからブログ更新が遅れたことも、素直に反省しましょ。

わが家は夕食を家族全員で摂ることが常となっています。その時刻はおおむね午後7時過ぎ、一番遅く帰宅する三女も7時30分には合流します。
私の仕事は「何時で終わる」というものではないので、晩飯の時刻になるとそこで止めることになります。どんなに忙しくても、家族との晩飯だけは譲れない何かがあるんでしょうね。

食事というのは、何人かで食べることで美味く感じるとよく言います。日ごろの昼食は独り弁当ですから、やはり夕食のそれとは若干異なると思います。
亡くなった叔母も私たちとの食事を楽しみにしていましたし、一人暮らしになった叔父も私たちと食べるときは結構な量を食べるんですね。

先日テレビを観ていると、国内最高齢のおじいちゃんが登場していました。地元テレビの女性アナウンサーが『一日で何が一番楽しみですか?』と訊ねると、『そうだねぇ、やっぱり食事だよ』。
「食べる」ということは、空腹を満たすだけでないのがよく分かると思うんです。

最近わが家へよく届く郵便物は、「学校案内」。双子の長女と次女が進学校を定めるため請求した資料です。中には県外の学校も少なくありません。
家族揃って夕食を摂るのも、もうさほど長い期間は残されていないんですね。娘たちのことで「忙しい」なんて言ってるのも、今が幸せなのかも知れません。

今晩はこれから会議があって出掛けますが、明日の晩はまた娘たちと食べましょう。

コメント
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