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豪雨のイスタンブル。ユスキュダルで道路に海水が上がった

2014年07月19日 | 国内
7月20日 土曜、イスタンブルに大雨が降り、一部の地域では通行人が立ち往生しました。アジア側のユスキュダルでは海面が急上昇し、写真のような状況になりました。

 Sabah

ユスキュダルの海沿いの道をじゃぶじゃぶ歩いて、お家に帰る人たち。シミット屋さんは水が少し引くまで、じっとしていようという構えなんでしょうか。

 
バスもじゃばじゃば走っています。シリア、イラク、ガザ、ウクライナとトルコの周囲は、毎日、殺伐としたニュースばかりですから、この程度の“天災”の話題はむしろほっとします。


トゥス湖(塩湖)の水が減り、フラミンゴが死んでゆく

 地中海諸国で最大のフラミンゴの棲息地トゥス湖の水が、12日間で270メートル蒸発したため、死んだフラミンゴの数は50羽に達しました。
「自然協会」のエンギン・ユルマズ会長によると、2013年、孵化したフラミンゴの数は2万2000羽でしたが、2014年は2650羽に減少したということです。

 Hurriyet

フラミンゴは湖の水位によって孵化するとユルマズ会長は言っています。
「ダムができて、湖への水の供給がカットされ、井戸が掘られて地下水の供給もカットされた結果、湖の水位が下がり、フラミンゴの負荷が1年で90%も減少したのです」
ユルマズ会長らは、フラミンゴの雛があつまるこのエリアを、ずっと観察してきたそうです。

「フラミンゴの雛は湖の水位の高いところに集まります。彼らはそこで、南方の国々へ飛び立のつ前の飛行練習をするのです。今年、雛たちはここで死にはじめています。7月1日から12日の間に、水は270メートルも蒸発しました。これhフラミンゴにとって大災害です。雛たちは非常な危機にさらされているのです。成鳥はほとんどここを去りました」

「フラミンゴは急速に死んでいます。このシーズン、50羽のフラミンゴが死に、1日おきに1羽が死んでいます」
ユルマズ会長は、湖がフラミンゴの墓場になる前に、彼らの命を救うなんらかの対策を見つけようとしていると言っています。


またしてもエーゲ海で難民船沈没。12人救助

EU圏にもぐりこもうとしていたアフガン人とエリトリア人17人を乗せた小舟が金曜、エーゲ海で沈没、4人が死亡、1人行方不明。トルコのエーゲ海岸の町アイワルクの沖合で沈んだ船は、ギリシャ領レスボス島をめざしていたそうです。

 Sabah
トルコ沿岸警備隊に命を救われ、警察で国外追放手続きを待つアフガン人とエリトリア人。命拾いしただけよかった。


トルコの沿岸警備隊の船が溺れる人々を見つけ、水中から12人を救助しました。
12人は医療検査のため病院へ送られた後、地元警察で国外追放の手続きが取られます。
アフガン人2人、エリトリア人2人と確認された溺死者4人の遺体は、アイワルクの国立病院へ運ばれ、ブルサの法医学研究所で検死を受けます。

・・・エーゲ海で沈没した移民船のニュースは、この頁で何度書いたことでしょう。EU圏にもぐりこめると悪徳業者にだまされ、ぼろい小舟に乗せられるようですが、「死にたくなかったら、やめなさい!」と警告します。
私、トルコのアイワルクからレスボス島へ船で渡ったことありますから、土地カンあるからわかります。無事レスボス島に渡れたとしたって、ギリシャ語も話せない黒い人々の集団が島に現れたら、目立ち過ぎて、その日のうちに地元警察に捕まってしまいます。ギリシャの島で捕まって国外追放される移民志望サンたちを、私、この目で大勢見ているんですから。


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