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トルコ・トゥンジェリに暮らすアフガニスタン人羊飼いたち

2022年07月05日 | 国際
7月6日 トルコの山岳地帯で、アフガニスタン人の羊飼いたちが、祖国を想いながら羊の毛を刈る準備をしていました。東部トゥンジェリ県メルジャン渓谷の住民たちは、次第にアフガニスタン人に変わってきました。

 Hurriyet

アフガン人たちは貧困と流血の故国を出て、徒歩でイランを横断し、ここまで逃げてきたのです。故国アフガニスタンでは、20年の紛争後、タリバンの厳しい支配下に入りましたが、それでも故国に帰ることを考えている者もいます。

「やむを得ないことがなければ、故国を離れたい人はいませんよ。私たちは羊を飼って金をつくり、家族に送るためにここへ来たのです」とハフィズ・ハシミ・メイメネさん(20)は言いました。彼のフィアンセは故国で彼を待っています。彼の周囲の固い地面には、彼らの家であるビニールのテントが張られていました。

30万人のアフガン人がトルコに住んでいる
彼らは小屋の中で羊や山羊の乳をしぼったり、鞭を振って羊の群れを牧場に追い込んだりしていました。「来年はアフガニスタンに帰ります。戦争も終わったし。タリバンと戦っているときは経済はひどかった。でも、いま、私たちは帰国を考えています」と、メイメネさんは言いました。

エルドアン大統領は30万人のアフガン人がトルコに住んでいると言いました。トゥンジェリの住民ムスタファ・アジュンさんは、「私たち住民はアフガニスタン人に羊の世話を任せるようになってきました」と言いました。彼は67年、羊の乳でチーズとヨーグルトをつくってきました。「私の子供たちはこの仕事はできないし、望んでもいません」

55歳のアフガン人アブドゥラ・ウマリさんは「私はここにきて7年になります。1度アフガンに帰りましたがまた戻ってきました。これからここは暑くなるので、健康が許せば、8月にはアフガニスタンに帰りたい」と語りました。


トルコとウクライナの軍当局が「食物回廊」について話し合った

トルコとウクライナの軍当局が、7月4日、アンカラで会談し、ウクライナからの穀物輸送について話し合ったと、ヒュリエット紙が報じました。

 Hurriyet

両国軍当局者は国防省で行われた会談で、両国と地域の防衛と安全保障について意見を交換しました。会談では、 黒海の「穀物回廊」の開通と、キーウで足止めになっているトルコ軍の4-400M型重輸送機の引き揚げ、ロシアがウクライナから奪ったと言われる穀物をトルコ経由で世界市場へ運ぼうとしているという問題などが、議題になったと、同紙は報じています。

トルコ軍とロシア軍の代表は、先月、ウクライナから穀物を積んだ船を出航できるようにするため、モスクワで会談しました。トルコ、ウクライナ、ロシア、国連は、ウクライナから世界市場へ「食物回廊」をつくることについて、話し合ってきました。トルコとロシアの話し合い後、トルコの商船1隻が、現在ロシアの支配下にあるマリウポリの港を出ました。

トルコのメヴリュト・チャウシュオール外相は、ウクライナから盗まれた穀物に関する問題について詳述し、トルコはこの問題を調査し、トルコに送られたとされる産物はすべてロシアのラベルが貼られていたことを確認したと語りました。

トルコ軍の貨物機2機が、ロシアとウクライナの戦争が始まった日から、キーウに止められています。トルコはロシとウクライナ双方の当局と、航空機の安全な帰国について話し合ってきました。


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