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トルコは1日に100万回のワクチン接種を行った

2021年06月27日 | 国内
6月27日 人口8400万のトルコの医療従事者たちは、6月25日、全国でほぼ100万回コロナワクチン接種を行いました。

Huuriyet

ファフレッティン・コジャ保健相は、土曜、ツイッターで、総計997,000人が金曜にワクチン接種を受けたと言い、ワクチン接種が遅れてリスクを抱えるより、できるだけ早くワクチン接種を行うよう促しました。

今年1月にワクチン接種キャンペーンが始まってから、全国で4655万人以上のトルコ市民がワクチン接種を受け、1487万人が2度目の接種も受けています。昨年、感染拡大が始まって以来、トルコでは539万人が感染し、死者総数は49,473人になりました。快復した人は526万人。


イスタンブル運河の基礎工事が終わる 

6月26日、イスタンブル運河の基礎工事が終わりました。イスタンブル運河はマルマラ海と黒海を結ぶ巨大プロジェクトで、エルドアン大統領が推進しています。

 Hurriyet

「今日、私たちはトルコ発展の歴史に新たな1頁を開きます」とエルドアン大統領は、イスタンブルの西、サズルデレで行われた橋の起工式で言いました。「私たちはイスタンブル運河を、ボスフォラス海峡とその周辺の市民の生活と財産を守り、イスタンブルの未来を救うプロジェクトと考えています」

150億ドルのこのプロジェクトは、6年以内に終わるだろうと大統領は言いました。「今日の式典は噴水の起工式などではありません。今日、私たちは、世界でも代表的な運河のひとつの基礎工事を終えたのです」と大統領は言いました。エルドアン大統領が首相だった2011年、彼の“夢”として語られたこの巨大プロジェクトが、その10年後に発足し、運河に架かる最初の橋の基礎工事が終わったのです。

イスタンブル運河は、イスタンブルのキュチュクチェクメジェ、アヴジュラル、バシャクシェヒル、アルナヴトキョイ地区の境界線内のヨーロッパ側に造られ、長さは45キロメートル、幅275メートル、深さ20.75メートルになります。

エルドアン大統領のプロジェクト発表後、2011年~2013年、イスタンブル運河のルートを決める研究に多くの大学が関わりました。5つのルートが考えられましたが、地形、実現可能性、コスト、開発計画、水資源への影響などを調査した結果、キュチュクチェクメジェ=サズルデレ・ダム=テルコスの東が、最も適した水路と決定しました。

2013年~2014年、掘削作業で得た地質学的、地質工学的データによってルートが決められ、予備プロジェクトの準備ができました。2014年~2017年、世界の既存の人工水路を調査して、プロジェクトのロードマップが作られ、調査プロジェクトの予備研究が行われました。

2017年~2019年には、イスタンブル運河の基礎研究や環境への影響の査定報告が行われました。多くの大学や施設の研究者や専門家総計204人が、イスタンブル運河建設に助力しました。

イスタンブル運河に必要なマリーナ、コンテナ用港、リクリエーション・エリア、商品管理センターなどの施設も建てられる予定です。このプロジェクトの総額は750億リラ(86億ドル)で、官民協力の下に建設されると期待されています。

エルドアン大統領は、プロジェクトを発表した会合で、このプロジェクトは完全に国内資本でまかなうと言いました。プロジェクトは準備作業に1年半、建設に5年半かけて、7年で完成する計画です。イスタンブル運河には6本の橋が架けられ、運河はイスタンブルを2つの海を持つ都市に変貌させるでしょう。

イスタンブル運河の両側には、25万人が住む2つの都市が造られる計画です。


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