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イスタンブル西部で難民キャンプ建設に反対の声

2015年07月11日 | 国内
7月12日 イスタンブルのチャタルジャ地区に難民キャンプを建てる計画に、一部の市民組織と、チャタルジャのジェム・カラ区長が反対の声を上げました。

 Hurriyet

「平穏なこの地域の静けさを、難民キャンプによって壊したくありません」と、カラ区長が言っていると、7月10日、ラディカル紙がニュースサイトで報じました。カラ区長は共和人民党(CHP)ですが、多くの市民組織が区長とともに、キャンプ建設反対の陳情を始めました。

「当局が、この地域は農業用地と集水地域と決めたのですから、チャタルジャには、建築物はいっさい建てられないはずです」とカラ市長は言っていますが・・・。


ウイグル人追放に対する抗議後、アンカラのタイ大使館が閉鎖した

ムスリムのウイグル人をタイが中国に強制送還したことに対し、トルコで抗議の声が上がりましたが、金曜、タイ政府は駐トルコ大使館と領事館を閉鎖しました。

 Hurriyet

イスタンブルで、反中国のデモ隊がタイ領事館を襲い、看板を引きおろし、器物を破損したため、アンカラのタイ大使館とイスタンブルのタイ領事館は一時閉鎖しました。

新疆ウイグル自治区には、トルコ語を話し、ほとんどがムスリムである少数民族ウイグル人がいますが、彼らが中国政府に文化的・宗教的弾圧を受けていると報じられたため、ウイグル人に親近感を持つトルコ人の間でプロテストが起こりました。

軍事政権が支配する王国タイは、6月、新疆から逃げてきたウイグル人、ほとんど子供と女性172人をトルコに送りましたが、7月8日には、約100人のウイグル人が中国に強制送還されました。アメリカを初め、人権団体、国連は、中国のウイグル人国外追放に避難の声を上げています。

7月9日、アメリカはタイを非難し、失望を表明する声明を出しました。「7月9日、100人余のウイグル人を中国に強制送還したことを非難する。彼らは中国帰国後、厳しい処遇を受けるかもしれない」

・・・東トルキスタン(新疆ウイグル自治区)の旗を振っている写真の男は、トルコ人ではなく、トルコ在住ウイグル人でしょう。


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