トルコのトピックス

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ユネスコ代表がカッパドキアの地下都市を視察

2015年06月24日 | 国内
6月24日 ユネスコの代表が、世界最大の地下都市のある中央アナトリア・ネヴシェヒル県を調査に訪れました。ネヴシェヒル県内のカッパドキアはすでにユネスコの世界遺産に登録されています。

 Hurriyet

アシシュ・コタル代表は、この地方の修復作業の現状について説明を受け、作業中に出土した遺物の写真を撮っていました。近年、300万人のツーリストが、カッパドキア地方のギョレメ、ウチヒサル、ユルギュップ、アヴァノス、チャヴシン、ムスタファパシャ、オルタヒサルなどを訪れています。

コタリ代表は、昨年発見された地下都市も訪れました。ネヴシェヒル城塞周辺に位置するこの地下都市は、5000年昔のものと考えられます。地下都市内部で、逃走用の地下通路や、隠された教会などが発見されました。地下都市のトンネルは農産物を運ぶのに使われたと思われます。トンネルのひとつは、ネヴシェヒルの地下を通って、遠くの水源に通じていたと推測されます。



イスタンブルのオスマンベイはトルコの織物輸出の中心

 イスタンブルのオスマンベイ地区が、今年の1月~5月、織物輸出で全国69県を凌駕したと、「織物生産者・ビジネスマン協会」(OTIAD)のイルケル・カラタシュ会長が言いました。

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「当会のメンバーたちは、今年、5月までに、約615万ドルの輸出をしました。オスマンベイは、トルコ全国81県の中の69県より多くの織物輸出をしたのです。イスタンブルが将来、ファッションの都をめざすなら、世界154か国に輸出しているオスマンベイがそのセンターになるでしょう」と、6月22日、カラタシュ会長は言いました。

「トルコは直接間接に、近隣諸国の不景気の影響を受けてきましたが、選挙も終わり、ポジティブな時代になってきました。私たちは、党の利害を離れ、構造改革を行い、恒久的平和を維持する政府なら、どんな連立政府であれ支持します」とカラタシュ会長。
オスマンベイは、イスティクラル通りその他観光スポットのあるベイオール区に隣接しています。


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リゾート地ボドゥルムにシリア難民が住みついた

2015年06月24日 | 国内
6月23日 何百人ものシリア難民が、トルコ有数のリゾ-ト地ボドゥルムに集まり、屋外で暮らしています。地元民は同情しながらも、この状況が観光に悪影響をおよぼすことを懸念しています。

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ムーラ県のリゾート地ボドゥルムの海岸で、ツーリストたちが散歩する小公園に、シリア難民が住みつきました。夏の観光シーズンが始まると、ボドゥルムの人口は100万人に達します。難民たちは海岸沿いの緑地に、スーツケースをかたわらに、地べたに毛布を敷いて寝ています。

「私たちはシリアから来ました。どうぞ助けてください」と英語で書いたプラカードを掲げている人もいます。「私たちは乞食ではありません。亡命者です」と、シリア難民の1人ゼイネップさんは言い、どうしてここに来たかを話しました。

「私たちは1か月前、アレッポーからトルコに逃げてきました。1か月、南部のマルディンのキャンプで暮らしました。その後、仕事を見つけるためにイスタンブルへ向かいましたが、定住することはできず、イスタンブルのバス・ターミナルから、ここへ送られました」とゼイネップさんは言いました。

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シリア難民キラスさん、エメルさん、ムハムメドさんの3人は、戦乱のタルアブヤドからボドゥルムへ着いたところだと言いました。国境を越えて、南東部のガジアンテップに入ってすぐ、ボドゥルムへ送られてきたという人たちもいます。「親切な人たちが食物や飲物をくれます。でも、雇ってはもらえません。私たちは社会保障証を持っていませんから」と彼らは言いました。

彼らに同情を示す商店主や地元民も、この状況を懸念しています。「私たちは彼らを人間として見ています。しかし、ボドゥルムはリゾート地ですから、人々は夏場の2か月でお金を稼がなければならないのです。いまの状況は観光業には悪影響です」とタクシー運転手は言いました。

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バーのオーナー、ビュレント・シェノルさんは、これは人道上の問題だとわかってはいるが、観光をベースにしている町には、シリア難民の存在は許容できないと言いました。「地元行政は彼らを収容するために行動を起こすべきです」

トルコは戦乱を逃れてきたシリア難民を長期にわたって受け入れてきました。現在、トルコ領内に暮らすシリア難民は100万人ということです。


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