トルコのトピックス

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好調なトルコ経済はトルコ・キプロスにも影響

2012年09月27日 | 経済
9月27日 トルコ・キプロスのイレセン・キュチュク首相が、2013~2015年の「2年経済プログラム」の一環として、投資を増やす計画を語りました。

 Hurriyet
キュチュク・トルコ・キプロス首相。右がトルコ・キプロスの国旗


キュチュク首相は昨日、「トルコ政府と相談後、新しい投資プログラムが最終的に決まるだろう、トルコ・キプロスの全投資プランの90%は完了した」と話しました。

「トルコ・キプロスの経済は、2010年以来、確実に成長してきた。トルコ・キプロスの国家計画評議会は2012年は3%の経済成長を予測している。トルコ経済の好転がトルコ・キプロスの経済の肯定的インパクトになった」

キュチュク首相はまた「経済プログラムにはインフラの投資も含まれている」と強調。「2014年から、水と電気をトルコから供給されるようになれば、トルコ・キプロスの経済はさらに大きく前進するだろう」とも言いました。

・・・インフラ整備が進めば観光産業も発展すると思います。美しい南国の島ですもの。


イラク内戦がトルコの鉄道輸出にも影響

シリアの内戦のために、トルコの鉄道はもう6ヵ月半以上、シリアに入ることができず、シリア経由で行く諸外国への輸出に影響が出ています。

 Hurriyet
トルコ国鉄は周辺地域のここまで貨物を運んでいます


今週で開設156年になるトルコ国鉄(TCDD)は、中東地域へ大きな構想を持っていますが、シリアの内戦で南へ行かれなくなってしまいました。
とくにトルコの大きな輸出先であるイラクへ貨物列車が入れなくなったのは輸出業者にとっては痛手です。

シリア国鉄(CFS)は今年初め、トルコ国鉄に、鉄道の多くの部分が破壊されたと通告してきましたが、2012年3月5日以来、トルコの貨車はシリアに入れない状態です。
「イラクへの輸出ルートの81キロはシリアを通っている。シリア問題での打撃は大きい」と、トルコ国鉄は言っています。

現在、イラクへの輸出は、トルコ南東部の国境の町ヌサイビンまで鉄道で運び、トラックに積み替えているそうです。トルコとシリアの貿易は、内戦と両国の政治的状況で半分になっています。
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イスラム侮辱映画へのアクセスをトルコ当局が禁止

2012年09月27日 | 国内
9月26日 あのイスラム侮辱映画に対して、トルコ人はイスラム諸国のような過剰反応はしていませんが、それでも敬虔な信者は不愉快でしょう。だったら、見なければいいってことでしょうか。

 Hurriyet
9月14日、イスタンブールのベヤジット広場で行なわれたデモ。「アメリカは地獄へ。“イスラム嫌悪”はノー」と書いたプラカードを掲げて、反米スローガンを叫ぶ熱い信者たち。


ビナル・ユルドゥルム運輸・海事・コミュニケーション相は今日、反イスラム映画へのアクセスの禁止が裁定されたと発表しました。
You Tube も含めて、例の映画を見せるウエブページはいっさい禁止されます。

ユルドゥルム大臣は昨日、反イスラム映画をインタネットから除くよう指示を与えたと、自身のウエブサイトで語りました。

・・・ヘンな映画は見られなくなっても、べつにいいんじゃないのと思います。好奇心旺盛な人はもう見ちゃったでしょうし。


またもPKKのテロ、大爆発で治安部隊7人が死亡

毎日のようにPKKのテロの話で、もううんざりという方もおいででしょうが、PKKのテロは毎日のように起こっているのです。
一般トルコ国民とトルコ政府にとっては、うんざりどころじゃありません。

 Hurriyet
25日午後6時頃、トゥンジェリの町の中心近くで、PKKによると思われる大爆発が起こり、治安部隊の7人が死亡しました。
軍用車がアタチュルク地区のメーンストリートを走行中、大爆発が起こり、爆発音が市内に轟きました。炎上する黒煙は市内のどこからでも見えたそうです。
治安部隊が駆けつけてテロリストと衝突、テロリスト1人も死亡。
救急車が大勢の怪我人をトゥンジェリ国立病院に運び、消防隊が鎮火しました。

最近、PKKの人質になり、2日後に解放された最大野党CHPのトゥンジェリ選出議員ヒュセイン・アイギュン氏は、PKKはトゥンジェリの住民たちを彼らのルールに従わせようと圧力をかけていると言っています。


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