ぼくの近代建築コレクション
東京の都心と下町を中心に、戦前に建てられた古い建物の写真を投稿していきます。
 




弾正橋。京橋2。1988(昭和63)年2月14日

橋を渡っている道路は鍛冶橋通り。写真手前が住所では京橋、向こう側左が八丁堀3丁目、右が八丁堀4丁目になる。
写真の橋は震災後の、1926(大正15)年6月の竣工。竣工時には、親柱の上に、薄い円筒型の電灯カバーを鉄柱が突き刺した形の街灯を置いていた。昭和39年に首都高建設による改修があった。橋の両側に小さい広場が造られ、そこへ入る通路のため欄干が切られたりしている。
現在の橋は平成5年に架け直されたか全面的に改修されたかして一新された。震災後の橋の親柱や欄干のデザインを引き継ぐようなイメージで作られている。橋の両脇を児童公園風にしても遊ぶ子供などいないのだから、モダンなデザインの親柱を1基でも残すことを考えて欲しかった。


弾正橋の親柱
京橋3
1987(昭和62)年4月27日

深川に保存されている鉄橋(鋼鉄アーチ)の旧弾正橋は、本八丁堀の北桜河岸と、柳町や炭町を結んでいたもので、1878(大正11)年に架橋された。現在の橋より京橋川に近いところにあった。深川へ移されたのは1929(昭和4)年5月。鍛冶橋通りの弾正橋が最初に架橋されたのは1913(大正2)年7月で、元弾正橋と呼ばれるようになった古い橋が深川の八幡堀に移されるまで、新旧2つの橋が存在した。

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コメント
 
 
 
橋が好きです (とおる。)
2007-02-15 00:58:20
橋が好きなので、弾正橋も見に行ったことがあります。
ちなみに一番すきなのは鎧橋です。
 
 
 
私も (流一)
2007-02-15 20:05:35
私も橋が好きで旅行すると、電車やバスの窓から川を目にするたびに古い橋がないかと目を凝らしてしまいます。
現在では架けなおされてしまった古い橋の写真が幾つかあるので、随時アップしていきます。
 
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