ぼくの近代建築コレクション
東京の都心と下町を中心に、戦前に建てられた古い建物の写真を投稿していきます。
 




東信商事。京橋2-12。1987(昭和62)年4月29日

昭和通りと鍛冶橋通りの交差点に面して建っていた。この交差点は、地下では都営浅草線と京葉線が交差している。写真中央の信号の左の木が建物の角にあって木の右側が昭和通りに、木の左側が鍛冶橋通りに面している。
東信商事は昭和7年創業の手形割引の会社。HPの「会社概要」にある昭和10年当時の本社の写真は木造2階、下見板の洋風の家だ。そこから矢印で現在の東信商事ビル(平成6年完成)の写真に変わったような表示だ。平成5年当時の本社として、上の写真の建物も載っている。
戦後まもなくの火保図に、コンクリート造りで階数の表記のない建物として載っているのが当の建物だろう。当時の住所は宝町2-8。戦前の火保図では空き地である。「昭和10年当時の本社」が同じ場所だとすると写真の東信商事は昭和10年代の建築らしいのだが、平屋で鉄筋コンクリートの建物を造るとも思えない。元はビルだったのが戦災で焼けて、残った1階部分を改修して使っていた、ということはないだろうか?



東信商事。1988(昭和63)年頃

この建物の裏に「たから児童遊園地」という小さな児童公園があって、「東信商事管理」となっていた。東信商事ビルの敷地になって、なくなってしまった。


京二館ビル
京橋2-5
1985(昭和60)年11月1日

鍛冶橋通りの北の裏通りにあった。
昭和10年頃の地図に「京二館、コ四(コンクリート4階建て)」とある。

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )



« 弾正橋/京橋2... 佐竹商店街と... »
 
コメント
 
コメントはありません。
コメントを投稿する
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。