ぼくの近代建築コレクション
東京の都心と下町を中心に、戦前に建てられた古い建物の写真を投稿していきます。
 




左:帝国製鉄。中央区銀座8-4。1987(昭和62)年5月24日
右:村喜五号館。銀座8-4。1988(昭和63)年2月21日

左写真の3階建ての古そうな建物は外堀通りの東側にあった。その両隣のビルは変っていなくて、左が「小沢ビル(現・もりくま11)」、右が「銀座はちかん3110」。古い建物には「帝国製鉄㈱」の袖看板がついている。1986年の住宅地図には「フリーエ」とあり、1階にそのような店名の飲食店でもあったようだ。「大分合同新聞ビル」(1998.12築、9階地下1)に替わった。
右写真の村喜五号館は帝国製鉄のちょうど裏に背中合わせで建っていて、ソニー通りに今もある。アーチ窓が特徴で一見古そうに見えるビルだが、だれも特に注目するわけでもないので、1960年代に建てられたなんでもないビルなのかもしれない。「ヨーソロ」の看板があるが、地下2階に昭和43年5月27日に開店した「海軍酒場」。『異都発掘』(荒俣宏著、集英社文庫、昭和62年、580円)で取り上げられている。
村喜五号館の右の2階建ての家は写真では「緋羅野」というバーのようだが、この家も改装されてギャラリーとして使われている。
写真左端は「銀座はちかん3110」で左写真の右に写っている。外堀通りとソニー通りの両方に向いている。元々、外堀通り沿いに八官神社があった場所に1982年8月に建ったビル。ソニー通りに向いて拝殿を設けている。このビルには「鉄道模型バー」というのがある。八官町の町名が銀座に変わるときに町名を残そうと、「穀豊稲荷」と言われていたのを八官神社と改称したのだという。

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