ぼくの近代建築コレクション
東京の都心と下町を中心に、戦前に建てられた古い建物の写真を投稿していきます。
 




天ぷら萩、日本観興ビル。中央区銀座8-4。1985(昭和60)年4月28日

外堀通りから花椿通りの方を見ている。花椿通りとの南(左)の角は空き地。切り口を見せている3階建ての建物が伸びていたのだろう。その半分になってしまった建物は陸屋根のようで、あるいはRC造かとも思える。「天ぷら萩」は昭和30年頃の火保図に記載がある。
萩の左の4階建てのビルは「日本観興ビル」。『日本近代建築総覧』に「日本観興ビル(旧伊丹ビル)、建築年=昭和6年、構造=RC、設計=不明、施工=月瀬組、備考=施工図にH.Kanakatsuとサインされる」で載っている。
日本観興ビルはソニー通りとの角に建っていてそのもう一方の角は、輸入洋品の「オサダ2号店」。
現在は萩とその隣の空き地に「プラーザ銀座ビル」、日本観興ビルは「ワタナベファーストビル」にそれぞれ建て替わっている。



左:日本観興ビル、1986(昭和61)年5月11日。右:天ぷら萩、1991(平成3)年頃

日本観興ビルの東側面の後ろが写っていないが、写真手前の「しど」の看板の右にくっついて写っている窓を中心に左右対称。

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