ぼくの近代建築コレクション
東京の都心と下町を中心に、戦前に建てられた古い建物の写真を投稿していきます。
 




タムラ帽子店。千代田区神田小川町3-3。1987(昭和62)年1月1日

靖国通りの駿河台下交差点のすぐそばの昭和末の家並み。建物は左から、どうにんしゃパン店、ミカワヤ帽子店(千代田ビル)、竹見屋(画廊・額縁)、タムラ帽子店、崇文荘書店。
現在は写真両端のビルは変わらないが、その間の4棟が「神田小川町トーセイビルⅡ」(2008年4月竣工、9階建)に替わった。
タムラ帽子店は『日本近代建築総覧』に「タムラ帽子店、建築年=大正14年、設計・施工=竹内(大工)」で載っている。
『看板建築』(藤森照信・増田彰久、三省堂、1988年、1500円)に家の間取りが載っている。間口は2.25間だが奥行きは10間と深い。1階は前の半分が店舗、奥に台所や便所、2階は和室が3部屋、3階は前半分が倉庫らしい。著者は店の「ジイさん」から聞いた、家を建てる際に3階建ての図面を警視庁に持っていくと、3階建ては許可できないからマンサール屋根にしろ、と助言された話を書いている。
都市徘徊blog>神田小川町 タムラ帽子店(2006.01.18)』によると、タムラ帽子店は2005年11月に閉店し2006年1月に解体された。当サイトには2005年3月撮影の、店が営業中の写真が載っている。

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