ぼくの近代建築コレクション
東京の都心と下町を中心に、戦前に建てられた古い建物の写真を投稿していきます。
 




藤井洋服店。文京区本郷4-27。1988(昭和63)年2月21日

言問通りの菊坂下交差点のすぐ西のところ。写真左端のビルは田代第二ビル。店は左からクリーニング店、中華十八番・スナックペア、藤井洋服店。藤井洋服店の看板建築は今も健在である。その左側は2棟のマンションに建て替わっている。




民家。上:本郷4-26、左:本郷4-27
1988(昭和63)年1月30日

1枚目の写真の藤井洋服店の右に路地が入っている。そこを南に入った路地の奥である。上の写真の手前のガードレールは右京山の台地へ上がる道路のもの。写真正面の家は、改修されて白い壁の家に変わっているが今でも残っている。左後方のビルは言問通り沿いの河内屋酒店のビル。民家の右手は藤井洋服店の横の路地があり、菊坂通りからの路地との交差点が左写真である。その写真の後ろのビルは田代第二ビル。写真に写っている2戸の民家は建て替わっている。
上写真のガードレールと民家の間に細い路地がある。その路地が右京山の裾沿いに流れてきた「東大下水」の跡である。また、言問通りの本郷弥生交差点から菊坂下交差点までは谷筋で、その谷を刻んだ川の跡が下水として明治初年の地図には書き込まれている。左写真の角の民家から右奥へ入っている路地が、現在の言問通り沿いに下ってくる下水の流路だったと思われる。とすると、写真の路地の四つ角が二つの下水の合流点になるわけだ。

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