ぼくの近代建築コレクション
東京の都心と下町を中心に、戦前に建てられた古い建物の写真を投稿していきます。
 




新橋(下流側)。千葉県南房総市白浜町滝口(旧安房郡白浜町滝口)。2004(平成16)年11月27日

めがね橋が架かる長尾川の河口付近に架かる、やはり3連アーチの橋。親柱に「昭和四年八月竣工」と刻んである。竣工年からすると震災復興時に架けなおされた橋のようだが、かなり立派な橋で、昔はここが東西の往還だったかと思わせる。形は石造りアーチ橋なのだが確認できなかった。近年、モルタルで化粧直しされたのか、綺麗な外観である。親柱や欄干が和風なので、全体が和風に見える。
昭和になってから石造りアーチ橋を造るというのは珍しいと思う。RC造で形だけアーチ橋にするというのも考えにくい。明治21年架橋のめがね橋は、白浜町の海岸端にある「みずるめ」と呼ばれる石切場から切り出した石が使われた。材料が近くで手に入るのなら、それが使われたのかもしれない。また、めがね橋の架橋から40余年だが、その工事に携わった人が長老として健在で、新橋の架橋を指導したかもしれない、などとかってな妄想が起こる。



新橋(上流側)

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