ぼくの近代建築コレクション
東京の都心と下町を中心に、戦前に建てられた古い建物の写真を投稿していきます。
 




飯田町変電所。千代田区飯田橋3-8。1988(昭和63)年1月15日

日本医科大第一病院(現・東京区政会館)の裏側(北)、中央線の高架沿いにあったJRの変電所。中央線から分岐する短い線路(飯田町貨物駅のものとは別)があって、保線作業用車両などを置いておく場所だったのではないかと思う。今はその支線を撤去した場所に変電所を移した。現在の地図では「東日本旅客鉄道㈱飯田町変電所」で、写真の建物と比べるとだいぶコンパクトになった。
撮影時の1986年の住宅地図では「東京西鉄道管理局飯田町変電所」、1969年の地図では「新宿変電区飯田町変電支区」という記載である。
撮影したときは変電所とは知らなかった。倉庫かなにかだと思っていた。上写真のネットの左、下写真の右奥に写っている「宝紙業第二ビル」が現存する。
写真の変電所があったところには「住友不動産飯田橋駅前ビル」(2008年5月竣工、13階建)と「辰巳ビル」が建った。



飯田町変電所。1988(昭和63)年1月15日

飯田町(いいだまち)とは旧町名で、旧飯田町1・2丁目は、だいたい現在の飯田橋1~4丁目にあたる。1966年の改変である。飯田町のままでよさそうなものだが変える理由があったのだろうか。橋の名称は飯田町に由来するが、その橋の名前を町名にするというのはなんだかまどろっこしい感じがする。飯田町は他県にもあり飯田市もあるからすぐ区別がつくことを考えたのだろうか。結局は、国鉄の飯田橋駅がある町、ということが大きかったのかもしれない。

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