ぼくの近代建築コレクション
東京の都心と下町を中心に、戦前に建てられた古い建物の写真を投稿していきます。
 




福山商会、田中双輪社。千代田区飯田橋2-9
左:1986(昭和61)年9月23日、右:2004(平成16)年1月3日

目白通りのJR飯田橋駅から南の飯田橋2丁目交差点辺りまでは戦災の焼失を免れた場所で、今はほとんどがビルに替わっているが、戦前の看板建築が何軒か残っている。上の写真では3階建て看板建築が2軒並んで残っている。クリーニング店は今も営業中。自転車・バイク店はJYOTIというインド料理の店になっている。


ライオンクリーニング。飯田橋2-8
2013(平成21)年5月23日

福山クリーニング店の一つ南の街区。昔の航空写真を見るとライオンの左には横丁の角まで看板建築の四軒長屋があったらしい。1986年の住宅地図では「細江、山田、テスタ、冨里屋」である。ビルに建て替わる前の家並みが『加藤嶺夫写真全集・昭和の東京3千代田区』(株式会社デコ、2013年、1800円)の写真にある。目白通りを走る都電が写っていて、ライオンはなんの店だか判らないが、その右から、そばやの増田屋、床屋、純喫茶白鳳、西洋料理の花菱軒で、いずれも看板建築である。現在も増田屋はビルに入ったが盛業のようだし、花菱軒が建て替わったビルは花菱軒ビルという。

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