ぼくの近代建築コレクション
東京の都心と下町を中心に、戦前に建てられた古い建物の写真を投稿していきます。
 




三協鋼鉄。中央区新川1-3。1987(昭和62)年5月31日

永代通りの霊岸橋から撮った写真で、石垣の下は亀島川、緑地は霊岸橋袂の小公園。写真左の小屋はトイレかと思う。三協鋼鉄の建物は昭和22年の航空写真に写っているもののようだ。昭和7-11年の火保図にはないからそれ以降に建てられている。昭和27年頃の火保図ではコンクリート造で「木下商店」。写真からはごく小さいビルに見えるが、写真右のビルと接する側面は裏の通りまで延びているので、見た目の倍くらいの面積がある。
「三協鋼鐵株式会社」のHPによると、航空機用の部品を制作する会社へ鋼材などを納品している会社で、沿革に「1968年5月|東京営業所を東京都中央区新川1丁目3番2号に土地建物を購入・移転。」とある。
現在は同じ敷地のままで建て直されていて、沿革には「1990年1月|東京営業所所在地、……に地下1階地上9階のNAXビル(延1120㎡)を建設。地下1階より地上3階までを当社本社業務及び東京営業所として使用、4階以上を賃貸とし営業を開始。」とあるから、写真の建物は撮影後1・2年で取り壊されたと思われる。

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