ぼくの近代建築コレクション
東京の都心と下町を中心に、戦前に建てられた古い建物の写真を投稿していきます。
 




川口酒店。中央区日本橋2-9。1983(昭和58)年12月

昭和通りの裏、日本橋高島屋百貨店のそばにある、現在では穴子料理の『日本橋 玉ゐ』(2005年開店)になっている商家。伝統的な出桁造りの家だから戦前に建ったものだろうと決めつけていたが、昭和28年に建てられた酒屋である。建主に「酒屋とはこういうもの」という固定観念があったのか、あるいは以前の家に愛着があってそれを復元したのだろうか。『中央区>近代建築物調査>日本橋 玉ゐ 本店』でも「典型的町家の構えを良く残している。戦後、伝統的な町家様式で建てられた建築として興味深い」としている。
川口酒店の隣が「川口屋」という居酒屋だ。川口酒店との関係は判らないが、看板の「大関」「サッポロビール」が同じ。1986年の地図では「川口ビル」で、撮影後じきにビルに替わったようである。
写真左の3階建てのビルは「フタバビル」(1966年1月築)で現存する。

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