ぼくの近代建築コレクション
東京の都心と下町を中心に、戦前に建てられた古い建物の写真を投稿していきます。
 




清砂通アパートメント15号館。江東区白河4-4。1991(平成3)年6月16日

清州橋通りの、大横川を渡す扇橋のすぐ西、元加賀小入口交差点を南へ入った元加賀公園の向かいにあった清砂通アパートメント。15号館の南に清州橋通りの裏通りに沿って16号館が建っていた。そのL字型の敷地は現在は「イーストコモンズ清澄白河パークフラッツ」(2005年2月築、9階建て84戸)というL字型平面のマンションが東京電力扇橋変電所を囲むように建っている。
『同潤会のアパーメントとその時代』(鹿島出版会、1998年、3,300円)によると、15・16館は6・9.10号館とともに第2期の工事になり、大正15年12月20日の起工、昭和2年12月14日の竣工である。その同時期に元加賀小学校と元加賀公園の建築も進められて、アパートより早く、小学校は昭和2年4月20日、公園は同年8月25日に竣工している。
15号館は敷地から少し後退して建てられている。一応コの字型平面だが南北の翼は短く、それをつぎ足すように増築がされている。


清砂通アパートメント15号館。白河4-4。1991(平成3)年6月16日




清砂通アパートメント16号館
白河4-4
1991(平成3)年6月16日

16号館は15号館と同じ設計という。清砂通アパートメント全16棟は個々に大きさや平面形がバラエティに富み、まったく同じ造りのものは8・9号館と15・16号館だけだ。

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