ぼくの近代建築コレクション
東京の都心と下町を中心に、戦前に建てられた古い建物の写真を投稿していきます。
 




星野金物店。品川区北品川1-28。2004(平成16)年1月11日

旧東海道沿いの北品川本通り商店街にある戦前からある店舗はだいぶ減ってしまったようだが、星野金物店の洋風看板建築が健在である。二階の壁面はスクラッチタイル貼りのようで、看板建築の材料としては珍しい。その上下に銅板貼りのパラペットと軒飾り。二階の窓はオリジナルのものだろう。菱形にした桟が見える。
写真左のビルは「星野ビル」。また、八百倉の右のビルは以前「星野電機」があったところだ。なにか関連性がありそうだ。



パチンコニュートップ。北品川1-28。2000(平成12)年3月1日

星野金物店から少し南へ行った横丁との角にあったパチンコ店。横丁の向かいも白龍というパチンコ店だ。ニュートップの建物は今も変わらないが、2010年10月に北品川本通り商店会が空き店舗の活用事業として「楽間」という貸しスペースに改装した。下の写真は同じ建物を横丁に入って後ろから見たもの。後ろは「船宿天ぷら三浦屋」で、かなり有名な店だ。
北品川1-28は伊豆の長八の鏝絵で有名な善福寺があるところで、この町域の北が「大横町」、南(三浦屋の前の道路)が「黒門横町」という名前のある横丁である。旧東海道の向かいには「台場横町」もある。


三浦屋。北品川1-28。2004(平成16)年1月11日

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コメント
 
 
 
ご無沙汰してます (むにゅ)
2014-03-01 23:37:12
ちょっと中央区の近代建築のことで内情でコメントしたいのですが‥実は以前、直接お話しを聞きにお邪魔したのです。その件でコメントしたいのですが、内緒コメントはできますか?無理なら、一時的なフリーメールで構わないので私のブログのサークル関係の書庫の紹介文にアドレスがあるのでメールいただければと思います。2年ほど前の話なのですが、誰かにお伝えしておかないと多分知られることなく風化してしまいそうなので。
 
 
 
同じ建築士? (定マニア)
2014-03-02 08:36:00
中央区湊1丁目の鉄砲洲稲荷をお参りした時、南高橋というレトロな橋を見つけました。橋もいいのですが、そのたもとにある籠屋さんの建物にはもっと感動。一枚目のエメラルドグリーン?の建築とよく似ています。同時期に建てられたのでしょうか。
 
 
 
>むにゅ様 (流一)
2014-03-02 12:34:33
私(流一)のメールアドレスは当ブログの「はじめに」の文末に書き込んであります。「CATEGORY=目次」から入ってください。ちょっと分かりにくくしてありますが、一応メールアドレスは公開しているつもりです。よろしくお願いします。
 
 
 
>定マニア様 (流一)
2014-03-02 13:13:47
「籠平」が建物、商売とも続いているのは驚異ですね。定マニアさんのご指摘どおり、全体の構成は星野金物店にそっくりですね。2階の縦長の二つの窓、1階の店舗部分が建物本体に対して斜めに前に出ているところなど。外観の材料が異なるのによく気が付かれたと思います。どちらも昭和初年に建てられたものではないでしょうか。
 
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